ビルドアップ走

漫然と走っていても効率的な練習はできない事は良くわかっている。そこで登場するのが刺激トレーニングとかこのビルドアップトレーニングらしい。どんな本にも書いてあるが最初は実感が湧かなかった。それをくだんの監督から音声で説明して貰い実際に走ってみるとかなり実感できる。

昨日は自宅で仕事をしていたので夕方にジムのランニングマシンでまず刺激ランを試してみた。傾斜を8%に設定。そしてkm当たり5分のペースで30秒走る。傾斜があるのでかなりこたえる。そしてその後は2分間歩く。この間に息が落ち着く。これを10回ほど繰り返した。この刺激ランニングは最近購入した某雑誌に紹介されていたので試したが最後はゼイゼイハーハー。

そして今日は水曜日の皇居ラン。監督からはビルドアップランをするようにとの指示。Yes,sirの世界ですな。3周する予定で最初はウォームアップで1周を28分、次は27分、そして最後は26分位で走るようにとの事。走るに連れて疲れるので最後の26分には自信が無かったがとりあえず走り始めた。

流石に夜は寒いが5分も走ると温まりウインドブレーカは脱いで走った。寒いと鼻水が出て来るのは自転車で走っている時と同じだ。1周目は27分台。まずまず予定通り。セーブして走った。そして2周目。意識して5分30秒の速度を維持。やはり意識しないで走ると遅くなってしまう。最初の登りでこの速度を維持するのはちょっと大変。息が荒くなった。後半は下りや平坦なので楽にスピードを維持出来る。2周目は26分台。予定通り。

そして最後の3周目。意識してスピードを出して走る。24分40秒。嬉しかった。25分で走るのはこれまでの目標だった。それが達成できた。

今日の皇居ランは参加者が少なく一緒に食事をするひとが誰もいなかったのでシャワーを浴びたあとで

一人で鰻屋でささやかな祝杯。大きな鰻重をふんぱつした。

(posted on the way back home by my iPhone)

自分なりに最長距離ラン

昨日は新しい靴を履いて慣らし運転。

今日は職場のサークルの皇居ランの日なので参加。モチベーションは1月30日の勝田全国マラソン。初めてのフルマラソン参加。そのフルマラソンの前には30Kmを走っておくといいとは何回も聞いたり本で読んだりしていたので今日はその30Kmを走る予定だった。ところが件の「監督」から「急に長距離を走ると故障の原因になる」、とのことでマッタがかかった。走る距離の6倍くらいはその前に走っておく必要がある、とのこと。確かに先月は頑張ってやっと140Km位だった。監督のいうことにはすべて「Yes, Sir」なのでちょっと短縮して25Kmにした。これでも自己最長距離。

日曜日のこの皇居ランに参加するひとたちは通常3周(15Km)を走るので皆さんが到着するその一時間前から走り始めた。5分40秒くらいの速度でもくもくと一人で走った。天気もいいし寒くないのでいいランニング日和。

二周したところで一旦小休止。皆さんを待っていたが中々登場しなかった。体が冷えるので一人でさらに二周。この後で皆さんに合流。すぐに5周目。最後の周回はすこしペースを上げて5分くらい。豊島区の駅伝大会が開かれていた。小学生にどんどん抜かれた。早い。とても付いて行けない。ちょっとへこむ。

それでも25Km走れて満足。特に最後の一周をペースを上げて走れたのがよかった。さて、30Km走る前には6倍としたら180Km。これが今月の目標になった。達成できるかな?忘年会も沢山あるし、、、、、年末の休み中に集中かな。

昼は参加者7名でインドカレー。私だけがビールをぐびぐび。


シェークダウン

新しい自転車を初めて乗るのをシャークダウンと言うらしい。つまり慣らし運転。今日は新しい靴のシェークダウンをした。

先月、神田のAthleteClubと言うお店で購入して同時に誂えたインソールが出来上がるのを待っていたが昨日出来上がったばかり。

今日の午前中に多摩湖周回を走ってみた。確かに走りやすい。足にフィットしてこれまでの安物の靴と比べると足への負担が少ないのが分かる。特に下りの時の安定性がいい。自転車にちょっと高価なホイールを付けて坂道を下った時にも同じような安定性、安心感を感じた。

ゆっくりと15Km。途中、学生の集団が高速で走っていた。どこかの大学でしょう。やっぱり早い。

自分なりに高速ラン

職場のランニングサークルの「監督」語録。

昨日はひさしぶりで職場の人たちと皇居のナイトラン。そして監督も久しぶりに参加。二人で並走して指導を受けた。その間の語録を忘れないように記す。

夜になると気温も下がり着替えて外にでるとやはり寒い。上はアンダーシャツに自転車のジャージ。そしてアームウォーマ。出発点まではいつもは歩いて行くが今日は寒いので小走り。手が冷える。「この時期は手袋は必須です。手先を温めると体全体があたたまりますから。」と最初の語録。確かにそうですね。

出発点では、「今日はKmあたり5分で走る練習をしましょう」との一言。そんなスピードで走ったことはないが現時点では目標でもあるので素直に「はいっ」と答えて走り始めた。最初は6分以上でゆっくりと始まった。「寒いときは手足の末梢血管まで血液が十分に回るまではこのくらいのスピードで」と言うことらしい。半蔵門を過ぎたあたりから5分のペース。まあ、早いけど十分に付いて走れた。

半蔵門からは、遠くに見える東京駅周辺の高層ビルの明かりが外堀の水面に映ってきれいなところ。しかも下り坂。スピードがでる。「下りでも歩幅は変えないように。ピッチをあげること」。そして、桜田門。「この辺は平らになるのでスピードを維持するのが難しくなる。腕をしっかりと振ること。ひじを後ろに振ること」。

そうこうする内に二重橋前から大手町へ。まだ5分のペースが続く。でもまだ大丈夫、十分付いて行けてる。呼吸も乱れずに、「す~~」と吐いて、「はっ、はっ」と短く吸い込む。このペースだと追い抜かれるよりも追い抜くことの方が多い。まあ、ほとんどの人たちは平均的に6分くらいで走っているから。この辺まで来ると東京駅のツインタワーが間近に見えてくる。調子よく走って時々5分を切るペースになるが快走。

すぐに、出発点である和気清麻呂像のある広場の明かりが見えてくる。あともう少し。で、ようやくゴール。何とか走り切れた。「いいですね」とお褒めの言葉をいただいた。

出発点で飲み物を一口、二口含んで、「体が冷えると筋肉も固くなりますから」と言うことですぐに二周目を始めた。すぐに緩やかな登りになる。「練習では登りでもペースをできるだけ落とさないように」。再び、半蔵門からの緩やかな下り。「下るときは足の裏がパタパタと音がするように」。「かかとの右側から着地して親指の付け根で踏み出すように。そして足の指を広げる感じ」。この辺が難しいですね。

走っている最中も監督はいろいろな話をしてくれた。こうした語録に「はいっ」「なるほど」「そうですか」、、、、と答えるのが精一杯。話し始めると息が切れる。この辺まで走ってくるとこうして相槌をうつのも大変になってきた。語録にも無言で対応。「、、、、、、、」。それでも何とか付いて走る。

二周目の半蔵門くらいから、「ちょっとペースを上げます」とのことで最後は4分半くらいのペース。さすがに早い。必死で付いていくがこれが限界か。次第に息が乱れてきた。「す~、は~、す~、は~」となってしまった。そしてようやくゴール。なんとか走り切れました。自分一人では決して走らないペースで走れた。監督に感謝する次第。いい練習になりました。

終わったあとはいつものように参加した皆さんと食事。今回は5人。途中にあるスパゲッティ屋さん。実にいい味でした。ビールとそしてワインを十分にいただきました。

半原越え、そして大山・阿夫利神社?

昨日12月4日の話。久しぶりに自転車の日。同行者は4人。昨年購入したTrek Madoneに4か月ぶりに乗ってみた。8月にマイミクさんとビーナスラインに行った時以来の赤いMadone.  やはりMadoneは走りやすい。

半原越え。なんとなくいい語感がする。その昔の人たちが荷物を背負って生活のために歩いて越えたと思えるいろいろな物語が頭に浮かんでくる。確かに昭和初期までは、近くにある宮が瀬湖畔にある煤ヶ谷部落から繭(まゆ)を反対側にある糸の町として栄えていた半原に背負って運んだ時に使ったらしい。10月には只見で六十里越えと言うかつての難所を走ったことがある。ここも本来は六里くらいの峠越えだたその困難さから十倍の六十里ほどもあるように感じたところから六十里越えと言われていたらしい。

その半原越えは思った以上に急坂だった。八王子から町田を経由して登り口になる半原地区までは25Kmくらい。この辺は宮が瀬湖に出かけるときに何回も走ったところ。ときどき大型車が通って緊張する。

半原越えの入り口は見つけるのが難しい。だいぶ通り過ぎてから引き返して登り始めた。するとすぐに炭焼き窯があった。数人が中で作業中。我々が止まって中を覗いていると、「お~~い、中に入れよう。お茶でも飲まないか」との声。まだ先が長いので丁重にお断りした。

その際に聞きたくない話をきいてしまった。「この辺はクマがでるから気をつけな。今日はハンターが入っているので大丈夫かもしれないけどな」とのこと。ハンターがいても我々と同行してくれるわけでもないし、不安になった。確かにこの道は落ち葉が敷き詰められて自動車はほどんど通らない雰囲気。こんなところでクマと遭遇したらどうしよう。一目散に自転車で下るか。騒いで追い返すか。頭の中でシミュレーションしてみた。それでも一応何もないような顔をして登り始めた。そのハンター達は近くの道端で弁当を食べていた。軽トラックの荷台にいる猟犬が吠えていた。この声を聴いてクマが遠ざかってくれるかな、と密かな期待。

途中、峠の手前700mの所に小さな公園のような場所があったのでそこで後続者を待っていた。この時に確かに、動物の低音のうなり声を聞いた。一緒にいた同行者も聞いた。クマ?ちょっと緊張。そのうちに甲高いサルの鳴き声のような音もした。サルだったら大丈夫。でもあの低いうなり声は、と思うとあと700mが遠く感じた。それでも後続者と合流してから改めて出発。ほどなく峠に到着。何事もなかった。

そんなこんなで落ち葉を踏みしめながら4Km弱の登りを楽しんだ。

その後は清川村に向かってどんどん下った。終わりに近づいた紅葉を眺めながら落ち葉の下が見えないので滑らないように慎重に走った。

清川村は宮が瀬湖から何回か下ったことがある。長い下りがあるので何人かのローディーが走り去っていった。我々は途中の蕎麦屋で遅い昼食。

次の目的地は大山、阿夫利神社。そもそも今回はこうしたお寺・神社めぐりが目的だったのでここは主たる目的地。そこに向かったのが2時過ぎ。秋の陽はだいぶ傾いていた。その神社は公式HPによると、「大山阿夫利神社の神社創立は、今から2200余年以前の人皇第10代崇神天皇の御代であると伝えられています」とある。由緒ある神社である。

その神社の登りにかかるとこれがまた急坂。約10Km、高低差330mの登り。最後は10-15%の斜度になった。これは想定外だったが何とか登り切った。どの神社も高いところにある。そしてそこに至る街道の両脇にはそれなりに由緒あるような家々が並んでいた。急坂の道を登って最後は階段。やっとの思いでケーブルカーの駅に着いたのが4時5分過ぎ。次のケーブルの発車は4時20分。切符を買おうとすると駅員からは「登っても下りの発車まで数分しかありませんよ」と言われた。歩いて下る方法もあるが暗闇の道を歩いて下るのは危険なので神社まで登るには諦めた。

ここが目的だったのでなんとも残念だが神社には行かずに薄暗くなった道をひたすら下って伊勢原駅まで走った。大山に行けなかったのは残念だが駅の隣にある小さな祠に参拝できたので良しとしましょう。

天気がよく走りやすかった。先週もマラソン日和、今日も自転車日和。半原越えはよかった。大山は大きな宿題だけど次回は車で行ってもいいかもね。

オイルマッサージで一日が終幕@上海

小雨が降る上海はホテルの高層階から見ると雲の中にヒルが見えるような感じがする。早朝の広い道路にはまだ車も少ない。一日中小雨交じりだった。

早朝6時からUSにいる新しい上司と電話で初めての会議。準備したとおりに進んでまずまずうまく進んだ。これまで通りにかなり自由にできそうで一安心。どうみても遠いところから細かい指示ができる筈はないし当然のこと。

昼間は私の専門外の話が多く単に聞いているだけの時間が多かった。皆さん、英語が上手な方が多いですね。中国人も皆うまい。そんなことで午後はかなり密度の濃い一日でした。基本的に来年度の計画についてのミーティングだったので部外者の私にとっては聞いているだけ。

ようやくのことで6時ころに会議は終了。予定したレストランに出向いた。今回は日本にもいくつかの支店がある「鼎泰豊(ディンタイフォン)」。小龍包で有名なレストランらしい。それなりに高級店。さすがに何種類か提供された小龍包は美味でした。進行が遅れている人たちはPCを持ち込んでいた。なにしろ翌日の早朝に結果を発表する必要があるわけだ。かわいそうに。

それでも食事は何ともにぎやか。何人もの芸人がいるみたいだ。

その後に全員で記念写真

次は昨日は遠くから見た外灘を間近に見下ろせるレストラン。それほど寒くないので外のテラスで飲んだ。ここでも大いに盛り上がった。

どうやらここはかなり高額になるようだ。これだけの場所ですから当然でしょう。こうしたレストランでも賑わっている。上海は巨大なマーケットなのだ。路上に駐車してある車も高級車が多い。中国のパワーを身近に感じる。

ひとしきりお喋りしあとはフェリーに乗って川の対岸に渡った。ここから待たせてあったバスに乗ってホテルに帰還。楽しい夜でした。

今日は夜がまだ続いた。昨日行けなかったマッサージに4人で出かけた。マッサージと言ってもいかがわしいことはない。実に健全なマッサージ。日本ではマッサージなど受けたことがない。日本では10分で1000円位するしちょっと敬遠していたが海外では何回か受けたことがある。バンコクでは足のマッサージを受けた。これは単に痛かったことだけを覚えている。痛いことされていじめられて緊張の時間だった。そしてハノイでは顔のマッサージを受けたことがある。これは実に気持ちがよかった。一時間コースだったがすぐに熟睡。いったい全体寝ている間にマッサージをされていたのかわからない。単に寝ているだけだったかもしれない。

今回出かけたのはホテルの近くにあるここ上海康友四季会所 http://www.bamboo7.cn/en/main.asp 一時間で約2000円。行くと女性客も何人か待っていた。

と言うことで、今回は痛くないようにと全身のオイルマッサージを頼んだ。部屋は薄暗く細長いベットが三つ置いてあった。この辺はバンコクでもハノイでも同じ感じだ。このくらいの部屋が多数あるようだ。我々四人は中国人一人、スイス人一人そして日本人二人。そこに二人づつに分かれた入った。私は日本人同士でその部屋の一つに入って待っていると女性が二人バスタオルを持った入ってきた。そしておむつのようなパンツを渡された。そうです、全身マッサージなので全裸にならなければならない訳だ。渡されたおむつのようなパンツを履いてうつ伏せになっているとオイルをつけてマッサージが始まった。

お互いに言葉がわからないのでする方もされる方も黙ったまま。粛々と進んでいく。私は特別に肩がこるとかいうことはない。しかしながら時々痛みを感じる筋がある。マッサージする方はそれがわかるようでそこを何回ももんでほぐしていた。その時は痛み感じた。背中で2,3か所、ふくらはぎで1、2か所、そうしたところがあった。それ以外は気持ちよくもんでもらった。

体の裏側が終わるとこんどは仰向けになって表側をもんでもらった。マッサージをする人によってはされる側があれこれと妄想を抱いてしまうだろう。なにしろ薄暗い小さな部屋のベットに裸で横になっているわけだし。そんな感情を持ちたくなかったのであえてその女性の顔は見ないようにした。へへへ。当初は1時間の予定だったがあっという間に一時間が経過。30分だけ延長してもらった。終わったのが12:30.

朝の6時に始まった長い一日がようやく終わった。2時近くに就寝。翌日は早朝の便で帰国。