入山峠ー和田峠  ハセツネコース下見

昨日は終日自室で机上の仕事をしていたので今日は外に出たかった。今日の目的地は入山峠。ここは先日エントリーしたハセツネ30Kの通過点である。ハセツネのコースは今熊神社のほうからトレイルを走り入山峠まできてから醍醐林道に下ってさらに和田峠の方に登り返す。入山峠からは舗装された道路を走ることになる。久しぶりに自転車にも乗りたかったと同時にこのコースの下見をしたかった。自転車は一か月ぶり。最近はすっかりと乗る頻度が少なくなってしまった。

自宅から五日市街道、五日市駅前を通って桧原街道。黒茶屋のY字路を左折。この辺までは当日のコースでもあるが当日は交通規制があるのかな?当日のコースからはずれて盆堀林道に入った。すぐに静かな山道になる。こうして山間の道路を走るのが好きだ。そこには小さな集落が必ずある。こうしたひなびたところでどのような生活をしているのか。想像をめぐらせながら散在する家を眺めながら走るのが好きだ。そこには生きた人間の生活の匂いがする。今日もそうした集落があった。不思議とこうした集落には大きな家がある。古いがしっかりとして由緒ありそうな家。かならず数軒のこうした家がある。


盆堀林道は最後の集落から先は通行止め。鎖で道を遮っているが道路整備の車は通っているようだ。一部500mほどのダートがあるがそれ以外は舗装路。ただし、切り出した岩壁からの落石が多い。防護ネットがあるがいたるところに落石が落ちている。走っているときも時々小石が斜面を転がって落ち葉のカサカサという音が聞こえていた。一度だけ、通り抜けた30mほど後ろでザザーと言う音をたてて数個の小石が落ちてきた。

それでも車は一切通らずに自転車で走る人もおらず一人だけでなんとも気ままに静かな山間の登りを楽しんだ。途中ではセルフ写真を撮る練習もした。なかなかうまくタイミングが合わない。

当初は冬の峠で凍結を心配していたが路面は乾いて問題なし。なんなく入山峠に到着。刈寄山方面からのトレイルが見えた。当日はここを走ってくる訳だ、とひとしきり考えにふける。写真を撮ってすぐに反対側への下りに入った。数キロにおよぶ長い下り。ここはハセツネのコース。それなりに急な下りなので大腿筋を消耗しそうだ。下り終わってから醍醐林道に入る。

醍醐林道も静かだ。自転車も走っていない。ただしかなり急峻な登りだ。15%以上のところが多い。思わず途中で一本いれてしまった。ソロで走るとあせらずにマイペースで登れるのがいい。醍醐林道を6Km位で和田峠に到着。ハセツネのコースは和田峠の手前でトレイルに入るはず。和田峠には何回も来ているがこの醍醐林道から登ったのは初めて。ほとんどのローディーは恩方側から陣馬街道を登るがこの醍醐林道のほうがはるかに走りやすい気がする。陣馬街道は狭く暗いし車も時々通る。

和田峠には若いローディーが三人と登山者が2人だけ休んでいた。茶屋は閉まっていた。すぐに陣馬街道を恩方方面に下った。下り始めは濃い林の中でいつも薄暗い。そして道路はいつも湿っている。凍結が心配だったが幸い凍ってなかった。それでも湿っているので慎重に下った。自転車は下りがとにかく楽だ。座っているだけで距離が稼げる。ランニングとは大違い。これだから止められない。

恩方までの途中の山中に不思議な遺跡?がある。発掘された古代遺跡みたいな光景。いつもは通り過ぎていたが今日は立ち寄ってみた。かすかに人が住めるような建物があってそこには「石彫アトリエ」と小さな看板がある。どうやら彫刻家がここで仕事をしているらしい。ここに並んでいるのは失敗作か。それにしても哀れな気がする不思議な光景である。

ひたすら陣馬街道を下ってから五日市経由で帰宅。ちょうど80Km。さくっと昼過ぎに帰宅。こうした距離をランで走れるようになるのは何時のことでしょう。

2 Comments

  • By ジークフリート, 2011年2月7日 @ 8:40 AM

    昨日、私は黒茶屋のY字路を右折しましたが、盆堀林道は少々ダートがありますが、雰囲気は好きな林道です。

    この時期、やはり凍結を心配して林道には行かないようにしていましたが、もう大丈夫のようですね。

    また、峠路から遠くの山々を眺めてみたいものです。

    しかし、奇妙な彫刻ですね~

  • By あーみー, 2011年2月7日 @ 3:36 PM

    ジークフリートさん、昨日はニアミスだったようですね。しばらく雨や雪が降って無いので大丈夫でした。静かな山を堪能しました。

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