自然環境 vs ハイカー vs トレールランナー vs MTB

ネットで遊んでいたら偶然2チャンネルに辿りついた。トレールランニングにつてのスレッドだった。2チャンネルを見るのは久しぶりだったが例によって罵詈雑言、短絡的な単語だけの発言が目につく。まあこの辺はさておいて。

そのスレッドの内容としては、トレールランナーがハイカーに対して礼儀がないとか山道を壊す、と言った点で非難してる発言が主だった。大会は禁止しろ、とか山にはいるな、とかの書き込みがある。確かにこの辺は以前からの問題であることは確か。以前と言うのは、トレールランニングが今ほど盛んでないころからのこと。

直近までは、MTBが山道を削りハイカーに恐怖感を与えたり、と言う論調が多かった。

確かに、MTBのあの太くごつごつしたブロックタイヤは山道を削る。削ったあとに雨が降れば削られて柔らかくなった土はどんどん流されてしまう。こうした道のくぼみがどんどん深くなってくる。どんどん自然が破壊されていることが実感される。ーーこれが個人的にはMTBに乗らなくなった理由の一つです。

これに対して、MTBの世界では、指導者と言われているようなツアー企画者たちの中で山道の修復活動をする人たちが出てきた。私が参加したMTBのツアーでもハイカーに対するマナーについての指導が毎回あった。そして、参加者をハイカーに見立てて山道に立ち、そこをMTBがすぐ脇を走り抜けるのを体験したりもした。

回りまわって今度はトレールランナーが非難の対象になっているらしい。トレールランナーは走りだすと急には止まれない。登りでない限り。ハイカーのすぐ脇をそうしたランナーが走ってくるとそれなりの恐怖感を感じるかもしれない。急には止まれないランナーと衝突することも考えられる。ある休日に一度だけ皇居の周りを走ったことがある。確かに観光客が多い。そして高速で走るランナーも多い。衝突のトラブルがあると聞いていたが納得した。あり得ることだ。

そして、山道では前を行く人たちを追い越すために道のわきを走りそこを崩す。

この辺のことを2チャンネルでは話題にしていた。その表現の仕方には問題あるけどトレールランナーが意識しないといけない点であることは確か。

MTBとかトレールランナーがやり玉に挙がっているが、もっとさかのぼるとハイカーあるいは登山者が自然保護に対しての非難の的になっていたことがある。尾瀬の環境保護が代表例。あそこにはトレールランナーとかMTBが押し掛けることはないがハイカーが押しかけることで問題になっている。

それぞれが好きで楽しんでいるわけだし、誰が悪いかと言うことを議論しても始まらない。共存することを誰もが意識しないといけないわけだ。自然との共存。そして、人間同士の共存が必要ですな。


コメントはまだありません

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. TrackBack URI

Leave a comment

CAPTCHA