知る人ぞ知る「企業内診断士の会」がありました。

企業内診断士。これは専門用語ですね。中小企業診断士になって初めて聞いた言葉です。これは中小企業診断士資格を取っていながらも、診断士として独立開業せずに引き続き会社員として雇用されている方のことを言うようです。そもそも中小企業診断士の知名度が低いのでこの「企業内診断士」と言う言葉はさらに知名度が低い。そんな知名度の低い「企業内診断士」の集いがあった。呼びかけにこたえて10数名が参加。

これは診断士の団体である中小企業診断協会の東京支部のそのまた下部組織である三多摩支会のそのまた下部組織である「会員部」が主催したもの。つまり支会員へのサービスの一環ですね。その会員部に私も所属しているので今回は主催者側。内容は、1)会社員として仕事をしながら中小企業診断士として社外でいろいろと活躍されている会員からの活動内容の紹介、2)すでに中小企業診断士として独立開業されている方の活動内容、そして3)更新ポイントを取得するいろいろな機会の紹介、と言う感じです。

私はまだこの企業内診断士。当然ながら社外の活動は時間的な制約があってほとんど活動していない。私の活動としては、特定の地域に在住している方が集まった診断士のグループに所属しているが定例会議に参加する程度。最近はこれにも参加しなくなった。そして研究会に所属している。これには比較的参加率が高く定例会議以外でもときどき中小企業の支援活動はしているがこれによる収入はゼロ。ボランティアです。

こうした私の活動内容からすると今回紹介されたお二人の活動は立派です。しっかりとした副収入もあるし書籍等の成果物もある。企業内診断士でもこうした活動はできるという証明でもあり成果もある。それに対して投入する時間とお金はそれなりに必要だ。最盛期には毎週末をこのために投入したとか。

私も診断士として登録した直後の2,3年は診断士の受験予備校で講師の仕事をしていたことがある。この期間は週末に時間を取られた。その当時はちょうど自転車愛好家のグループに所属していろいろな所に出かける企画が盛りだくさんだった。その中で参加したい企画と講師の仕事の日が重なってやむなく講師の仕事をしたことが頻繁にあった。おかげでその自転車愛好家のグループとは疎遠になってしまった。しかも講師の仕事をする学校の施設は渋谷、池袋等の駅前繁華街にある。週末にスーツ、ネクタイのひとなんぞその辺には私以外にだれもいない。何故週末にこうしていろいろなことを犠牲にしないといけないのか?と、自問することが多かった。

それでも講師の仕事で得るものも多かった。人前に話す事に馴れた。改めて教える内容の理解が深まった。副収入もあった。

こうしたプラスとマイナスがあった。

この辺のバランスがくずれたので講師の仕事は2,3年で辞めた。

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