幕張メッセでCEATEC JAPAN見学

アジア最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展のCEATEC JAPAN 2011」という展示会に会社を休んで出かけてみた。別に休暇を取らないで仕事として出かけてもよかったがちょっと気が引けるので休暇にした。

 

かつてはコンピュータ関連の展示会には頻繁にでかけていたが、過去2,3年は出かけたことがない。最近はネットでも十分に情報が入るし実物を見たいと思うような製品があまりないからだ。

 

車で出かけて10時過ぎに現地に到着したが駐車場は意外と空いていてスムースに入場できた。秋空とさわやかな風に迎えられて気持ちがいい。休暇にしてよかった。リラックスできる。ネットで事前登録すると入場料は無料。ただし、個人情報を提供する必要がある。窓口をみていると入場料を払っているひとはごくわずか。かつては名刺を出して登録に替えていたものだが最近はネットでの登録が多くなった。

中に入ると、いきなり電気自動車。そして、公共で使う充電装置が展示されている。そう、今回は「エコ」「節電」に関する製品が多く展示されていた。家庭内の電気使用量をパソコンに表示したり太陽光発電した電力を家庭内で上手に使うようなシステムが紹介されていた。

家電関連ではあいかわらず薄型テレビ。軽く簡単に持ち歩けるテレビとか薄く壁にぴったりとおさまる大型テレビ。ネットに接続してデータ通信をするテレビ。3Dテレビもあった。でも、でも、残念ながら、わ~~っ、すごい、と言うような反応をおもわずしてしまい、わくわくして興奮してすぐにでも使いたくなるような製品はなかった。企画力の不足なのか、消費者の心理を理解していないのか。皆、小粒。あまり予算がないのかプレゼンテーションも地味なものばかりだった。かつて見たコンピュータショーのあの華やかさとは程遠い。綺麗な御嬢さんはあいかわらず登場してますが。。。。ただし、これは民生品についての感想であり、もしかして産業用のいろいろな部品、要素技術は良いのかもしれない。この辺の製品については見ても私には評価できないので時間を使って見なかった。たぶん、会場の半分くらいを使っていた小さなブースに多くの突出した技術、製品が展示されていたのかもしれない。

経済産業省が補助金をだしている産官学の共同プロジェクトの途中成果を展示しているブースもいくつかあった。複数のオフィスで働く人々の様子を動画で撮影してそれぞれの忙しさを数値化する試みもあった。研究室の学生と思われる方が説明員としていたのでいろいろと説明してもらったががっかり。何を説明しているのかよく分からない説明の仕方が下手。つまり自分でしていることを理解していないのでは?と思えるような感じがした。若いから仕方ないのかもしれないが事前に説明の仕方を研究してほしいものだ。

 

ワクワクするような製品を提供して、ワクワクするような説明・プレゼンをする方は昨日他界してしまった。彼のことを「現代のレオナルド・ダ・ビンチ」と表現したIT企業の大物がいた。確かにそれに近いと思う。その方が世の中に提供した製品とその提供方法と今日のCEATECを見るにつけその大きな差を感じた。まあ、世の中にレオナルド・ダ・ビンチはたくさんいるわけではないので当然なのかもしれないけど各社の工夫、努力を期待したい。

 

 

もう一つの感想。会場には外国の方がほとんど見えなかった。これもかつての展示会とは違うところ。海外の企業は日本の製品に興味がなくなってしまったのか。心配。

 

 

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