多摩川源流の近くを走る「多摩川源流トレイルレース」に参加してみた

大会タイトルがいいですね。その昔、沢登りも何回となくした。その第一の動機づけは「川のおおもと、源流を見たい」であった。丹沢とか上越の沢を登って最初の一滴がポタポタと垂れているところに出会うのは感激だった。

多摩川の源流を走る。これ以上ないようなタイトルに魅かれてエントリー。それが今日あった。

 

出発するとアリさんのようにぞろぞろと選手がゆっくりと走りだした。 すぐに渋滞。一人分の幅があるだけの山道だ。それでもそばには源流が流れている。

 いい感じだ。源流の水をつかったわさび田もある。

 

ところがその渋滞。いっこうに解消しない。スタートの時点でいつものように控えめに後ろ1/3位のところに並んだせいなのか。第一関門が1時間40分後。止まっては歩き、歩いては止まる、まさに高速道路の渋滞と同じ。20分、30分、、、とこの渋滞が続いた。次第に焦ってきて関門に間に合わないという最悪の事態も想像してしまった。第一関門で帰るなんてなんとも力が抜ける状態だがこうしたことはなんとしても回避したい。50分くらいしたころから次第に集団がばらけてきて走れるようになった。その頃に尾根の上部に着いたようだ。確かに一気に700mを登るので渋滞もあるでしょう。

第一関門である松姫峠には関門閉鎖の20分前に到着。やれやれと言った感じだ。松姫峠と次の鶴峠は自転車で何回かきた馴染の場所だ。でも自転車は一般道を走って峠に「登る」。一方、トレイルランでは一般道を横切るように峠まで「下る」。これもまた楽しい。

松姫峠から鶴峠まではほぼ平坦な実に走りやすいトレイルだ。ブナの木の中をふかふかしたトレイルを走ることができる。こういうトレイルを走っていたいものだ。このコースは基本的に樹林帯の中を走るため木陰になっているい。

  

 

鶴峠まで一気に下って第二関門。ここからさらにまた400mを登りかえす。前後を行くランナーは皆ハイカーになって歩いている。鶴峠までの下りでかなり足に来ている。私もしっかりと歩いた。

鶴峠の関門。基本的に水の補給だけ。食料は何もない。

 

 

当初は関門の時間切れを心配していたが第一関門を通過してからは安心して走れた。せっかくのこうした素晴らしいコースなので楽しまないとね。急いで走ってもいいことない。と言って、途中で案内をしているボランティアのかたに写真を撮ってもらった。

 

 

鶴峠から登ってからはそれなりに急な坂道をひたすら下る。この辺はハイカーもあまり来ないコースとか。地元の方々が道普請をしてくれたせいか走りやすいいい小路に仕上がっていた。なんともありがたいことだ。危険なところもなく崩れたところもなかった。

下に降りてから5Kmほどは沢に沿って走る。途中の水はつめたく生き返るようだった。 

 

 

3時間半でゴール。トップ選手から遅れること一時間以上かな。でも実に楽しい3時間半でした。 いいコースだ。また来年参加してその時はもっと時間を取って走りたい。

 

 

 

 

 

 

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  1. 2011年・私的十大ニュース | MyPace — 2011年12月31日 @ 9:27 AM

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