春の自転車旅2010 その2 日光ー郡山

改めて快晴の中、旅館を出発。足に疲れを感じながら日光北街道を矢板駅を目指した。これから始まる田植えを控えて水田が綺麗に作られ水が張られていた。静かな水田地帯を走る。鬼怒川を越えるときには雪の日光連山が綺麗だった。

矢板駅には待ち合わせの20分位前に到着。マイミクさんが二人、今朝東京を発ってこの駅で待ち合わせの予定。予定とおりに到着。自転車を組み立てていよいよ郡山に向けて出発。

この辺は広大な水田地帯。461、72、342、294と旧陸羽街道を走った。大田原市から那須町近辺。先頭を走るマイミクさんが途中で止まった。小さな「岩殿観音」の看板。とりあえず途中下車して道の奥に入ってみた。すると、山の上に大きな岩壁がありその割れ方、形が遠くからみると観音様に見える。岩壁の足元にはお堂が造られている。周囲は桜、竹、などの大きな木々が自然美を作り出している。桜がすこしだけ残っていた。確かに下から見上げるとなんとなく観音様に見える。その岩壁の前は黄色の菜の花の畑。なんとも落ち着いた静かな日本の風景に出会えた。すばらしい景観だった。

福島県と栃木県との県境までは那須町の農村の中。看板規制をしているようで見苦しい看板が皆無。おかげでのどかな日本の農村の風景がそのまま残っていた。感激し、歓声をあげながら走った。

県境の峠を下ると福島県の白河市。ここからは大きな4号を走ることになる。交通量が多い。大型車も走る。しばらくは側道を走った。車道からは隔離されているので安心だが路面は悪いし近くを大型車が爆音をとどろかせて走っている。あまり気持ちがよくない。GPSで4号に平行して走る道を探した。ところどころに旧道が残っておりそこを走るようにした。旧陸羽街道に入ると急に静かになる。大田川宿、踏瀬宿、矢吹宿、須賀川宿などなどの町並みの中を走った。ところどころに大きな立派な日本家屋がある。かつては宿であったことが偲ばれる。

旧街道をそのまま郡山市まで。郡山市内はさすがに都会だ。今夜はここのホテルに投宿。狭い室内に自転車を入れてベット脇に置いた。自転車にこんなに近くで寝ることはあまりない。ベットに横になってまじまじと自分の自転車を眺めてしまう。綺麗だ。惚れ惚れしてしまう。この自転車のおかげでこんな遠くまで来ることができたわけだ。こうしたツーリングをできる環境、健康に感謝した次第。幸せをかみしめた。120Km。

今夜は三人になったので外に食事に出かけた。私は9時半頃には戻ったが同行者はさらに外遊びをしていたらしい。若いね。

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