映画『チェイシング・レジェンド』

渋谷のUplinkで公開されていたこの映画が今日で最終日になるので休みを取って出かけてみた。たかが映画のために休むのかと言えばそうだが夏休みで多くの人が休んでいるのでおつきあい。

見たのは2009年のツールドフランスに参加したチーム コロンビア・HTCのドキュメンタリ。ツールの様子はTVとかネットでしばしば見てきた。この映画はツールに参加している選手はもちろんコーチ、メカニック、マッサー、、、、、30人余のチームメンバーの内面を正直に映し出していた。レースでは結果的に個人が脚光を浴びることになるなるがその個人を支える人たちチーム全員の戦いであることがよく分かった。アシストと呼ばれる選手が最後まで一人の選手の前を走って助ける。その選手はゴール直前に前にでてゴールする。30人が一人の選手を支えているわけだ。この辺は海外での大きな登山と同じだ。これも最終的に頂上をアタックできるのは少数だ。こうした最後の一人あるいは少数はどのように選ばれるのか興味がある。誰がどのような基準で選ぶのでしょう。それが残りの人たちに納得してもらわないといけない訳だ。何年も前のことだがヒマラヤ登山隊が最終的なアタック隊を選んだ時にそれに漏れた隊員が大きな不満を持ち涙で訴えていた様子をドキュメンタリTVで見たことがある。

それにしてもツールに参加するような選手は尋常ではない体力、技術と気力を持っているようだ。150Km以上の距離を毎日走る。それも50Km以上のスピードで。峠を下るときには90Km以上のスピードで狭い道を下る。命がけだ。度胸試しみたいなものだ。私のような一般ライダーは一瞬だけ平地で40Km,下りで50Km位で走るのがせいぜいだ。彼らはこれを20日間継続するわけだ。

あまりにも自分の能力とかけ離れていたのでまさに別世界。この映画をみても自転車を頑張ろう、とは思えなかった。

http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD19057/

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