カラーバス効果

最近読んだ本の中で気になった言葉。カラーバスと言う言葉がある。Color Bath。つまり、色を浴びる、と言うことらしい。

特定の色、例えば黄色、を思い浮かべてその日一日をすごしてみる。するとそれまで気が付かなかった黄色いものが次々と目に入ってくる。つまり、黄色と言う色で網をはってすごすことで黄色のものが網にかかる、と言うこと。こうして特定の何かを思い浮かべて生活するとそれまで気が付かなかったその「もの」がビシビシ入ってくる。こうした効果を「カラーバス効果」と呼ぶ。

そうですな、何かに興味を持って生活しているとその興味の対象についていろいろと情報が知らず知らずに入ってくる、と言うことを経験している。どこかに旅行をして帰ってくるとその土地についての新聞記事がやけに目につく。その土地についての記事がそれまでにそんなに多くあったことには気が付いていなかったが一旦その土地に興味を持つと確かにその土地の情報が入ってくる。

これが「カラーバス効果」なんでしょう。

毎日、何らかのテーマを持って生活すること。これが大事なんでしょうね。

そう言えば、何かの不祥事が報道されて世間で騒がれるとそれと同じ不祥事がいろいろのところでも発生していると報道される。これは「カラーバス効果」とは少し異なるでしょう。それまでも起こっていたことでも新聞記事にならなかったのがたまたまその不祥事が話題になったのであえて記事にしたということでしょう。

コメントはまだありません

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. TrackBack URI

Leave a comment

CAPTCHA