被災地のことを考えながら

東北太平洋沖大地震。情報が次々と入るたびにこれは大事だと自覚するようになった。65年前に始まった戦後の復興に匹敵するような努力と奇跡を起こさないと日本は沈没するかもしれない。中国の新聞の見出しには「日本沈没」とあったそうだ。外交的にはちかごろ中国、ロシア、韓国が弱体化した日本に攻勢をかけている。これに追い打ちをかけるよう行為が無いとは言えない。このまま弱体化した日本にするわけにはいかない。戦後日本の奇跡の復興を再現する必要がある。

こんなに高度の技術力を持っている国、こんなに高い品質の製品を提供する国、こんなにも自制心のある国、こんなにも互いの思いやりをもった国、こんな国ってあまりないよね。たぶん。人口が減少している中でこれからは「量」を基準にして成長戦略を作るのではなく「質」を基準に国づくりをしていくといいと思う。製品の「質」、サービスの「質」。こうした「質」を高めて日本の立ち位置を確立するといいと思う。なんて言う抽象的なことを考えながら走ってきた。

 

そう、今日は立川・昭島マラソンの日でした。ハーフにエントリーしてあり職場の方々4人と一緒に走る予定をしていた。ところが大地震の影響でこれが中止。そもそもこの大会の会場には防災センターもあり広域避難所になっている場所。余震の可能性のある現在はこんなところでマラソン大会なんぞは不適切でしょう。と言うことで納得した。予定が空いたので、いつもの狭山丘陵の旅をした。狭山湖、多摩湖周回で「かたくりの湯」がゴールのコース

 

陽射しが力強くなって里山も明るかった。ここは多少標高が高いせいか桜が都内よりも遅い。いまは梅が咲いている。のんびりと公園でお弁当を広げる方々の姿も。東北地方の惨状とは天国と地獄の差だ。でもこれが現実。いろいろなことを考えながらトレイルを走り、自転車道を走った。

 

そして、昨夜のこと。地元の市制40周年記念事業のひとつである「綾戸智絵コンサート」を市民会館で見てきた。妻、娘そして姪と私の4人。息子は拒否。観客は6割がオバサン、3割がおじさん、そして残りの1割が連れてこられた若い女性。歌もこの年代向けのスタンダードな曲。私でも知っている曲が多かった。元気なおばさんですね。でもTVで見る方が顔の表情がよく分かって楽しめる。彼女も今回のコンサートの開催を躊躇したそうだ。その思いを冒頭に語ってくれた。涙がでたけど拭くのを見られるのが恥ずかしいのでそのままにしてしまった。

それにしても、この市民会館で行われるこの手の催しでは「こんな田舎町に来て、、、、」と言う言い方をしてそれを聞く観客も納得して一緒に笑うことが多い。しかも隣の隣にある「東村山市」と混同している場合もある。本当は「武蔵村山市」なんですけど。知名度が低いので仕方ないでしょう。

 

 

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