竹田市

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玖珠町では前夜は雨だった。その雨は山では雪だったようだ。竹田市に向かう途中で標高があがるにつれて道路の両側に雪が見えた。遠くの山は真っ白だ。思いがけずに冬景色を見られた。

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下ってくるとキレイに維持されている棚田が見える。このへんの棚田はどこも小さいがキレイだ。丁寧に耕作しているのがわかる。それにしてもこうした小規模の農家が多い。
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世界一のブランコと銘打ったブランコがあったので乗ってみた。ゆっくりと揺れるのは気持ちがいい。久しぶりのブランコだ。
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そして竹田市。ここは岡藩の岡城があった。まず駅前の駐車場から自転車で出発。

大分は江戸時代キリシタンがいたことは知っていたがその洞窟礼拝堂が残っていた。
キリシタン洞窟礼拝堂[1] 画像の説明

岡城址までの道は急坂だったが登った先には素晴らしい城跡があった。これまでに見てきた城跡よりもはるかに規模が大きい。石垣だけが残っているが海外の有名な遺跡を見ているようだ。高い石垣が複雑に組み合わさって本丸、二の丸等々で大きな城を形作っているが難攻不落と言われた城であることがよく分かる。重機がない時代によくぞあれだけの高さの石垣をつくったものだ、と神社の奥宮と同じ感想。この城跡の特徴は石垣がどんなに高くてもその上に柵がないこと。見下ろすのが怖いような高さだが作がないためにこの景観があると思う。

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城からは遠くに久住連山と阿蘇の峰々が望める。
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城から下って市内見物。自転車だと駐車場の心配がないので実に効率的に回れる。

武家屋敷。崩れかかった塀が歴史を正直に伝えているようで好感が持てる。キレイにされた歴史的な建造物はテーマパークのようであまり好きでない。住人が生活している家も多い。
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商人町は他の多くの城下町と同じような趣のある家並みだ。古くからのお店と同時に若い方が運営していると思われるおしゃれな店もある。こじんまりとまとまった街だ。
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岡城址で忘れてはならないのは滝廉太郎とその「荒城の月」だ。かれは10代の2年間だけここに住んでいた。学業優秀で東京音楽学校からドイツに留学したが結核で23歳の若さで夭逝。その旧居が記念館になっていたので訪れた。役人の父に連れられて各地に住んでいたらしい。

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その他時間があるかぎりぐるぐると回ってみたが市内は自転車で一日で回れる広さだ。

そしてこの日は宿に宿泊。若いカップルが営業している古民家を改造した宿。木造であるくとギシギシ音がする。二段ベッドの部屋もあり海外からの若い方の宿泊が多いようだ。
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近所の温泉に入ってから戻ると自転車に荷物を積んだ若者がチェックインしていた。話しかけるとこれから東京を目指すそうだ。一緒に夕食を食べた。5週間の予定でこれまで福岡から走り始めて今は大分県。これから四国に渡るそうだ。

ホテルで紹介してくれた居酒屋で定食とビール。楽しく情報交換できた。
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