オリンピックが終わりました

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東京オリンピックが終わりました。

もっとも印象に残ったのは各メダリスト始め負けた選手の端切れ良さ。だれもが質問にたいして真正面に答えて政治家のように答えをはぐらかすようなことはない。しかもその答えも非常に的を得ており納得できる。彼らはしっかりとした目標を持ちそのために毎日の行動を計画し実践しているのでしょう。その計画と結果、その反省といったPDCAをしっかりと回しているので明確な現実の把握と将来プランを話すことができるのだと思う。そうした論理思考とともに鍛えられた精神力がある。企業が体育会系の出身者を採用したくなるのが理解できる。10年以上も前になるが外部講習を受講した際に同じテーブルにオリンピック候補だった若い女性がいた。彼女の姿勢、発言にも同じことを感じた記憶がある。

もう一つはオリンピックを実際に運営したスタッフの活動は選手よりも称賛されて良いと思う。マスメディアでは組織委員会の不始末を探しては大きく報道していたが全体からすると小さな問題でよくぞこうした環境で準備をして実行したか感嘆している。特に今回は政府、組織委員会のリーダーと言える方々がその方針を明確にせずに二転三転させたことで実働部隊はそれに振り回されたはず。通常の運営に加えてコロナ対策も大きかった。そうした状況の中で立派に閉会式までこぎつけたことは今大会のヒーローだと思う。現場で物を決めて行動するこうした運営スタッフの功績は高く評価されるべきだと思う。

オリンピックが終わって誰もが感動したと評価している。選手の活躍、お互いに健闘を称える姿に感動している。こうしたことからオリンピックを開いてよかったとの評価がある。こうした受け止め方は当然だと思う。楽しくないお祭りはない。こうしたことはオリンピックを開くまえからわかっていたことだ。オリンピックは良かったというのは当然の評価だ。問題はオリンピックの外がどうなっているか、オリンピックが終わったあとにどうなるかが重要な問題だ。大勢のコロナ感染者が残され、膨大な借金が残され、施設の膨大な維持費をどう賄うかが心配だ。

すでに書いたように参加予定だったボランティアは辞退した。華やかな閉会式や各競技の中でもボランティアの姿を見た。そのたびにその環境に入りたかったと思う。参加できなかったことは残念であるが私の判断はゆるぎないもの。オリンピック関係者の中で感染爆発がおこっても不思議ではない状況だった。結果的にそうした状況にならなかったがそれでも数百人の感染者がでている。その中の一人になっていたことも考えられる。そうしたリスクを回避できたことは良かった。

コメント

  • ボランティア

    すっかりご無沙汰しております。
    オリンピックはどうされたかなあ、と思っていました。思い切った決断をされて良かったですね。流石です。
    3月に高校の部活OB会の記念誌を刊行しました。2年近く作業してきましたが、佳境に入るところにコロナで、最後の方はZoom打ち合わせを主体にしていました。残念なのは未だに打ち上げが出来ない事。そろそろとは思っているのですが、数日前に医者の同級生からメールで「ここで緩んだら大事になるぞ」と脅されて、弱気になっています。


  • Re: ボランティア

    >>1
    久しぶりですね。
    ボランティアとして参加できなかったのは残念ですが後悔はしていません。こうした判断はこれからも何回もする状況になりそうですがその都度判断してサバイブしていきたいですね。どうかご自愛ください。



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