檜原村ライド

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浅間尾根に登ると北に御前山がそびえている。ハセツネコースでは苦労した山だ。この山から南東に大きな尾根がのびておりその尾根の中腹に家が点在しているのが見える。尾根と尾根との谷間にも集落があるがこの中腹の家々は目立つ。あれほどの高地でどのような家にどのように生活しているのかいつも興味をそそられている。

こうした家の一つが文化財にもなっている小林家住宅。ここには二年前にランで行ったことがある。その際にはこの辺の高地にある家は見てきてそれなりの把握はできていた。

今回はもう少し範囲を広げてみたく出かけてみた。

自宅からのんびりと出かけて檜原村の払沢の滝駐車場経由で狭い道路を登ると時々登山道が交差する。何回も歩いたところだ。

4Kmほどで峠の茶屋に到着。浅間嶺から眺める天界の集落がここからも見える。

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ここからは浅間嶺にむかう登山道からはなれて荒れた道路を下って小岩地区に到着。上から眺めて見たかった集落が目の前に登場して少し興奮。どの田舎とも変わらない家屋が並んでいた。意外と普通の生活をしているような感じ。自動車整備などの事業をしていると思われる事業所もある。地図をみると辺境の地と思えるが至極普通。

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下に降りると中央には立派な舗装路が沢の奥に向かって走っている。車の通行はほとんどなくのどかな集落を形成している。

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前回はこの辺をランニングで通過したはずだが記憶が確かではない。

どんどんと奥に進むと藤倉地区。
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この辺にはまだ民家が数件集まっておりりっぱなドーム型の集会所もあったり食品の移動販売車が停まっていた。

ここで前回の小林家住宅に向かう道と分岐してさらに奥に進んだ。傾斜がだんだんときつくなり民家もほとんどなくなってきた。

この大きな沢の最奥には倉掛地区があるがこの手前で十分に満足してしまった。疲れてきた。最後に出会った民家の隣に狭い畑があり野菜を栽培していた。その畑にはマネキンの頭部が飾ってあった。害鳥、動物避けなのかもしれないがもしかして人間避けの意味があるのかと想像してしまった。
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Uターンしてからは早かった。これからは基本的に下り基調。快適に下った。ランニングでも下りは楽しい。でも、やはり自転車にはかなわない。

こうした辺鄙な村でも立派な道路があり電気水道といったインフラは都会と同じだ。かつて40年以上前に渡米したときにアメリカの田舎に行って都会と同じ生活をしているのを見て驚いた。当時の日本は都会と田舎の生活レベルには差が大きかったので流石に大国だと感じたものだ。日本でも田舎と都会の生活レベルに差がなくなっているのを改めて実感した。同時に人口減少のなかでこのレベルを維持できるか心配になる。

快適に車が走っていない道路を下っている途中に立派な施設が川の反対側に見えた。橋を渡って行ってみると檜原村の福祉施設「やすらぎの里」だった。診療所や児童館などの複合施設のようだ。立派です。我が市にもないような施設。

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