狭山湖導水路の遡上ライド

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なんとなく最近は水の流れを遡上するライドが多い。水の流れの源泉を確認したい欲求は強い。

この日は爽やかな風に誘われて午後になってからでかけてみた。まずは多摩川。そして羽村堰。

ここで思い出した。近所にある通称「水道道路」の始まりはここだ。多摩川の水を羽村堰から分水して玉川上水として江戸の街に水を供給したのは400年近くも昔だ。そして昭和の初めにこの羽村堰から導水路を作って山口貯水池、村山貯水池に水を流した。

この導水路は羽村堰から山口貯水池、村山貯水池まで約9Kmありその地上部は貯水池の構築工事の際はレールを敷いて資材運搬用に軽便鉄道をはしらせていた。現在はレールも取り外されて地上部が歩道、自転車道になっている。その後半を地元では水道道路と呼んでいる。

その導水路の上をたどってみた次第。

羽村堰から河岸段丘の上部にでると下に取水口が見える。これが始まりだ。
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そして住宅地の中を不自然に直線の空間が見える。この下に導水路があるはず。なんとなく不思議。
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その空間のほとんどは狭いが人が歩けるようになっていたり自転車も走れるようになっている。グラベル自転車だと何の心配もなく進める。

一箇所だけ大きな会社の建物がありそこは迂回したがそれ以外は忠実に直線の空間が続いている。

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この導水路を作った当時はなかった横田基地が横たわっているのでそこは大きく迂回することになる。あの滑走路の下に東京都民が頼りにしている水の導水路があると思うと少し不安になる。

大きく迂回して横田基地の反対側にでるとここからは地元で水道道路と呼ばれる自転車道になる。
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これが狭山丘陵の貯水池に流れているわけだ。最後はトンネルになる。軽便鉄道があったところだがここも下には導水路になっているはず。

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始まりの羽村堰とこのトンネル近辺ではどのくらいの高低差があるのだろうか。国土地理院の地形図によると羽村堰近辺は標高120m。終端のトンネル付近は標高130mとあった。若干だが高度が上がっていることになる。どのように水を運んでいるのか興味がある。

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