成木ライド
自転車では１０年以上出かけてなかった成木。ロードに乗っている頃は頻繁に名栗に出かけていたが成木はその通過点でもあった。
その成木まで出かけて懐かしい風景を自転車で感じてきた。かつては通過点だった成木だが今回はここまでで大満足。美しい里山の風景を楽しんだ。
青梅市街から成木に入るにはいろいろなコースがあるがこの日は吹上トンネル経由。現在は新吹上トンネルを使うがその手前に脇道があったのでそこに入り込んでみると旧吹上トンネルだった。車止めがあるので歩行者と自転車しか入れないがしっかりとした照明がしてあり通過には不安がなかった。きくところによるとここから更に奥には先代の旧旧吹上トンネルがあり、そこは殺人事件があったりしてこの辺では心霊現象が発生するという噂があるそうだ。ところがこれは単なる噂らしい。少なくとも旧吹上トンネルはまったくそうした雰囲気はなかった。
トンネルを出ると車の通らない旧道が残っていた。実にいい雰囲気。静かだ。
成木には高校時代の同級生の実家がある。近くまで行ってみた。現在は芸術家に貸してあるようで古民家風にアレンジしてきれいに使っていた。そしてこのへんは「成木トレイルレース」のコースでもある。近々行われるようで案内があった。一度だけ参加したことがありゴール地点を思い出した。
成木川に沿って上流に登ってみた。沢沿いに民家が時々現れる。日本の里山の風景だ。
さらに上流に向にかって急坂を登っていくと「ヒルクライム ゴールまで３KM」というサインが目に入った。ここは成木ヒルクライムレースのコースなのだ。成木市民センターからこの道路の最終地点まで１０ｋｍがコースだ。知らずにこのコースを走っていたということだ。
ところがこのサインを見てから上を望むと急坂が続いている。ここでさらに登る意欲が喪失してしまった。ここでUターンして自宅に向かった。なんとも軟弱になったものだがこれでこの日のライドに十分満足した。
帰途は素敵な里山を見ながら何回も走った快適な下り基調の道路を快適に走れた。やっぱり下りはランニングよりも自転車が快適だ。
