根津美術館
午後のガイドがキャンセルされたのでそのまま自転車で根津美術館に向かった。
東京駅から六本木を経由して出かけるも近くになって複雑な道で探すのに難儀した。坂が多い地域だったが電動アシスト自転車のおかげで楽に行けた。
南青山の住宅街は静かでおしゃれ。高級マンションもあり歩いている人のファッションも素敵。どういう仕事をしているのでしょう。
美術館の近くになると古い塀に囲まれたうっそうとした森のなかにそれがあった。
展示場は広くない。1Fと2Fのみで特別展は桃山から江戸にかけての茶陶。お椀、水差し、茶杓、、、、いろいろと展示してあった。小さな茶室も作ってあった。それぞれがなんとも落ち着きがあり時の流れを経て生き延びた作品であることがよく理解できた。
めずらしい展示として「手鑑」と呼ばれる、著名人の筆跡を集めてアルバムにしたものが興味深かった。初めて見たが誰の筆跡なのかを鑑定した人のサインもしてある。これを元にして書物の作者を特定するらしい。
ここは庭園がいいとのことで歩いてみたが石仏、灯籠、茶室などがふんだんに盛り込まれて窒息しそう。でも都会なので仕方ないでしょう。
来館者の半分以上が外国の方々。ここ、いいと思う。
その後、赤い自転車で渋谷まで走った。渋谷は変貌の真っ最中。工事はまるで巨大なボトルシップを作っているようだ。五島プラネタリウムしか知らない私としては完全にお上りさん状態でした。