ゆるく武甲山ハイキング
いつもの山岳会OBOGグループで秩父の武甲山。秩父は好きな場所で自転車に乗っている１０年位前は頻繁にでかけて盆地を自転車で走ったり周辺の峠を登ってみたり。３４箇所の札所も自転車で巡った。最近はランニングで峠道を登ったりしてきた。歴史のある落ち着いたいい街だ。
そんな街から望む武甲山は石灰岩を切り出すためにズタズタに削り取られて無残な姿を晒している。埼玉の盟主と言われるこの山はどっしりと大きくたくましいが悲しい姿だ。
歴史のある御嶽神社が頂上に有りその表参道コースをのぼった。西武線の横瀬駅から車で行ったが週末とあって登山口の駐車場は満杯。路肩駐車も多かった。
歩き始めてすぐの水場には、頂上にあるトイレに使う水を運ぶのに協力してほしいと２リットルのペットボトルに水を入れて置いてあった。迷わず一本手にとって運んだ。
途中の大きな杉のある場所で休憩。気温は２０度以上ありそうだがまだ５月の爽やかな風が心地良い。
頂上までは２時間位。ゆっくりと大きな杉の林の中を歩いた。先週は大山をトレイルランで息を荒げながら登ったのに比べると楽だ。
この武甲山の参道コースを行く限りでは下からみえるような武骨な岩山の雰囲気はまったくない。豊かな緑、比較的なだらかな整備された登山道。終始、新緑を見ながらの癒やされる山だ。
頂上はそれほど広くない展望台になっていてしっかりとした柵がつけられていた。その先には削られた岩肌が望める。秩父市外をみわたせるところだ。
頂上直下には御嶽神社社殿があるのお参り。持参したペットボトルの水はこの近くの貯水槽に流した。山頂直下に有るしっかりしたトイレは水洗になっている。ここで使われる訳だ。少しだけ協力できた気になった。
そしていつも小まめに食べ物を用意してくれるU氏は今回はウインナーソーセージとコーヒーを全員に振る舞ってくれた。いつもありがたい。
この山には多くのトレイルランナーも来ていた。ガイド付きツアーと思える２０人位のグループ、初心者と思える４人の女性グループ、ベテランに見える女性１人、その他。それほど走れるところは多くないが登山道は走りやすい。個人的にはトレイルランで来たいとは思わないが下山中は走りやすいところは皆さんを後にして少しだけ走ってみた。自分のペースで走れると快適だ。
下山してからは近くにある丸山鉱泉旅館の風呂。
横瀬駅に戻る途中にある「寺坂棚田」は美しかった。ちょうど棚田に水を張ってこれから田植えをするところだった。正面に武甲山を望めるいい場所だ。このへんは自転車でもランニングでも何回も来たはずだが気が付かなかった。
