柳沢峠ラン

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かつて自転車で登った峠をランニングで登るシリーズの13回目。この日は柳沢峠。

山梨県丹波山村の道の駅に車をデポして青梅街道をひたすら西にランして柳沢峠まで。往復37Km走ってきた。

柳沢峠は自転車で、自宅ー青梅ー奥多摩ー丹波山村ー柳沢峠ー塩山ー雛鶴峠ー相模湖ー大垂水峠ー高尾ー八王子ー自宅、と言う250Kコースで3回ほど走ったことがある。ここを全部ランニングするのは無理なので丹波山村の道の駅を起点にして往復した。

ランニング中の発見その1。

道中の丹波渓谷の手付かずの美しさ。今日見た新緑もいいが秋の紅葉シーズンにぜひとも来てみたいものだ。この辺は丹波渓谷とよばれており多摩川の源流地帯だ。途中に観光施設はおろか住宅もほとんどなかったり車を駐車するスペースも少ない。そのためにこうした渓谷を見て回ることは困難だ。こうして歩くか自転車で通過する以外にこの美しい渓谷を見ることはできない。

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ランニング中の発見その2

青梅街道の歴史をそこかしこで見ることができたこと。がけ崩れがあったり道を拡幅できないときはそこにトンネルを掘ったり、橋をかけたりして道路のコースを変えてきた。走っているとしばしば新しい道路と旧道との分岐に出会った。僅かに見える旧道をみるにつけこれまでの旧道の狭さを感じる。ここを通過することの困難さが忍ばれた。

画像の説明 資材置き場となった旧道画像の説明 画像の説明 画像の説明

自転車で通過したのは10年近く前に遡る。この頃は各地で道路工事中だった。そうした工事が完成して広く走りやすい道路に変わった。車で通行する上では大きな進歩だ。しかし、残念なのはそのおかげで「おいらん淵」を見れなくなったこと。ここはその昔、近くの金山で働いていた女性を口封じのために突き落とした淵だ。その淵の近くに慰霊碑があり淵の下をのぞくと轟々と音を立てて水が岩の間を流れていた。大きな木が生い茂っており昼間でも薄気味悪かったことを覚えている。その「おいらん淵」の慰霊碑を通れなくなったようだ。

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片道18Kmで標高差800m。特別な激坂はないけど疲れた。恥ずかしながらときどき歩いてしまった。

丹波山村から柳沢峠までの間には数軒の集落がいくつかあるがそれぞれ1,2軒位がここで生活している感じだ。空き家も多かった。どのようにして収入を得ているのかここでも思った。明確なのは釣り堀と食堂を営んでいる家だけだった。狭い畑を耕している老人も見かけたが野菜を育てているのだろうか。

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柳沢峠まで往復37Km。途中で渓谷を見たり集落をみたりの峠旅だった。最近はこの青梅街道を車で通り過ぎることが多いがこうしてゆっくりと走っているといろいろな発見がある。やはりこうした時間をかけることも必要だ。

車を停めておいた「道の駅たばやま」には4時半ころに戻った。すぐに隣りにある温泉で汗を流してビール。この日は道の駅で車中泊。

ゆっくりと寝るまで満足感で一杯の時間だ。

まだまだ登る峠はたくさんあるのでいつまでできるか、ですね。

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