奥多摩むかし道

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「むかし道」と言う名前にひかれてずいぶんと前から行きたいと思っていながら行けてなかったところ。診断士つながりの友人と歩いてきた。皐月の風にほてった体を冷やしながら楽しい散策だった。

奥多摩駅から5分ほど歩いたところが出発点。案内もしっかりしていて安心できる。
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すぐに「羽黒三田神社」の看板があり目の前に急な石段が見えた。コースから外れるがまだ歩きはじめで元気な時。迷わず登り始めた。ところがこの石段がなんとも息が切れるほど急。しかも社殿は見えずに終わりがわからない。汗をかきながら到着したところは以外にもあまり重みのない社殿。少しがっかりした。近年作り変えたのでしょう。

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この道は明治11年に青梅街道ができるまでは甲州と江戸を結ぶ重要な交通路で甲州街道と並んで甲州裏街道と呼ばれていたとか。いまでもこの道に頼ってきた人々が暮らしていた集落、道を行く庶民が信仰の対象としていた神社、不動尊、馬頭観音、などが道にそって残っている。

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道は山道のままだったり未だに残る集落の住民向けに舗装された道だったりする。

青梅街道は自転車でも自動車でも何回も通過しているが景色をじっくりと眺めなら通過することはなかった。そしていつもとは別の目線、角度で見ると新鮮だ。この日は新緑が美しい。

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奥多摩湖の建設に使ったと思える線路も一部に残っている。

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そして、集落もいくつかある。おそらくこの道が通行人で賑わっていたころにできた集落の末裔が住んでいるのでしょう。数軒の集落もあれば2,3軒の集落もある。急な斜面に見つけた狭い場所にしがみついている数件。今となっては生活が不便かもしれない。それでも真新しい家もいくつか。こうした山里の奥に済む人たちを見るにつけどのように収入を得ているのか知りたくなる。

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これまで奥多摩湖畔の広場で休憩中に北の方向を見上げて高い山の中腹に数件の住宅を見てきた。どんな家でどんなところに住んでいるのだろうと思って見上げていた。この道が終わる頃はその場所にいた。いつもとは逆の場所から奥多摩湖を眺めた。その住宅はきれいに維持された立派な家だった。自動車も置いてあった。どこの集落にも狭いながらも自動車が入れる道が作ってあるようだ。

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約11Km,4時間の散策は楽しかった。同行したK氏とはいろいろな話をしながらゆっくりと歩けた。特にK氏はそろそろ引退を考えているとか。引退後の生活についてが話題の中心だった。途中にある地蔵、その他もゆっくりと眺めながら歩けた。一人だと忙しく通過してしまう。所々は山道の登りがあるがなだらかな道だ。危険もなくのんびりと散策するにはいいところだ。

到着した奥多摩湖からはバスで奥多摩駅まで。そしてさわらびの湯で汗を流してビール。いい一日でした。

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