上京

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一週間ぶりくらいで上京。新宿西口交番前。

彼は立派なヒゲを蓄えちゃんとした身なりでカバンを下げて登場した。30年ぶりの再会だった。今では小さいシステム会社の社長。もう20年位続けている。

33歳から38歳の時に働いていたC社。当時は創立10年で従業員は50名ほどの小さな会社だった。業務コンサルティングとそれに続く業務システム開発を行っていた。社員はみな若かった。平均年令は20代後半。当初は隔週で土曜日にも出社してグループに別れて勉強会を開いていた。いつも勉強会は早めに終わりにして皆で飲みに出かけたものだ。土曜日の出勤が楽しみになるくらいの充実していた日々だった。

そんな会社に在籍した後半は一つの課をまかされていた。当時ようやく使われ始めたパソコンを使った仕事を中心にしていた。課には20代の社員が5,6人居たと思う。一人だけ高校を卒業したばかりの18歳がいた。彼は当時の社長の知人の息子。頼まれて雇ったようだ。その彼は入社以来みるみるうちにコンピュータの技術を習得して力になった。ところが漫画好き。暇さえあれば職場でも漫画を読んでいた。遅刻も頻繁にした。前日飲んだ挙句の事だった。

その彼と会った。彼以外にも一緒に働いていた方が2名来てくれた。

一人は私よりも一年だけ歳上ですでに退職しているがこの会社とは顧問契約で重要な仕事があるときに助っ人として時々働いている。彼はすばらしい技術を持っている職人だった。もう一人は海外青年協力隊でアフリカに滞在してから入社してきた。今では取締役。私の前職の時に彼に時々仕事を依頼していたので会う機会が多かった。

懐かしい話をいろいろとできた。この会社にはいろいろとお世話になった。特に当時の社長には公私ともにお世話になった。残念ながら10年ほど前に急逝。改めてご冥福を祈りたい。

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