鳳凰三山、あえなく敗退

画像の説明

登山中の怪我はこれまで経験したことがなかった。トレイルランの時でも転ぶことさえ数えるほどしか無い。常に慎重にバランスよく走ったり歩いたりしてきたつもり。そんな経歴を帳消しにするような派手な転倒をして怪我をしてしまった。怪我といっても擦過症。大きな怪我に至らずに一安心。それでもこれまでの自信がゆらいでしまうような出来事だった。

リスクの高い岩登りでもない通常の登山。それでも怪我があることを実感。大いに反省しより注意して走り、歩く気持ちになった次第。

前職のランニング仲間と金曜日の夜に出発して登山口である青木鉱泉の駐車場に着いたのが夜の11時ころ。すでに何台もの車が駐車してあった。曇っていて真っ暗な中で就寝。

朝5時には快調に歩き始めた。目指すは鳳凰三山。まずは標高2764mの地蔵岳。朝の風はひんやりして気持ちよかったが太陽が照るようになると蒸し暑くなってきた。このドンドコ沢ルートは途中何回か沢を渡るがひたすら登る、登る。滝も幾つかあったり花も咲いているのが唯一の救い。

画像の説明 画像の説明 画像の説明

当初は地蔵岳、観音岳、薬師岳の3つを登って周回して夕方には戻る計画だった。一周で約18Km。この距離からして十分に一日で回りきれると思った。20Km以上の登山は特別に長くはないしトレイルランでは30Km位は走っている。そんなことで軽く見ていたが標高差の累積をみると2400m。これが大きな壁となって結果的に苦労した。最初の地蔵岳もひたすら1600m登る。この登りの途中で怪我。怪我の程度は重症ではなかったが大事を取って下山することにした。

慎重さに欠けていたのかもしれない。この山を軽く見ていた。記録をみると通常は途中で一泊して周回するようだ。一日で周回した記録もあったので自分でもできると思ってしまったがこれは若いトレイルランナーの記録かも知れない。

事故は思わぬ時に起こる。起こりそうだと分かっている時には起こらない。事故の原因が明確に特定できれば対策をして再発を防げる。気が緩んで不注意だった、と言う理由では再発を防げないかも知れない。

4年前の自転車事故の時も同じだった。あれから自転車に乗る機会は激減した。

コメント


認証コード7698

コメントは管理者の承認後に表示されます。