やっぱり美瑛はフォトジェニックだ

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北海道はどこを写真に撮ってもいい写真が撮れるような気がする。写真撮影が上手になたのでは、と錯覚してしまう。これまでいろいろな所で綺麗なフォトジェニックな場所を見てきたがやっぱり美瑛はいい。

2004年と2006年にここを自転車で通過した時は自転車で「走る」ことに感動していたが今回は「景色」に感動した。いい一日だった。

まずは旭川市内

昨夜は市内の春光台公園の駐車場に泊まった。1台だけだった。常盤台公園に駐車してここから自転車で市内散策。すぐに不二苑旅館に遭遇。ここは自転車ツアーで2回お世話になったところ。なつかしい。ここから花火見物したことが思い出だ。その時に走ったサイクリングロードを再び走ってみた。なつかしい。爽やかな5月の風に押されて快適に走った。ランニングの人も何人かいる。その後、駅前のロータリー。有名だ。ここをグルっと回って旅館に入ったことを鮮やかに思い出した。さっそうと走る自転車の集団。その中に自分がいるということに感激したものだ。いい瞬間だった。そして巨大な旭川駅、日本最初の歩行者天国である買物天国。ここも当然のように自転車で通過したが本来は自転車は降りて押すのがルールであると言うことを後で知った。恥ずかしい。旭川にはまた来月くるのでこの辺で旭川を後にした。教えてもらったそば屋を目指した。

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川村カ子ト(かやと)アイヌ記念館

市内ではここに寄りたかった。川村カ子トはアイヌとして生まれ測量技師として働いたあとでアイヌ文化の伝承のために100年前にこの記念館を作った。小さな記念館だが中にはアイヌの生活をつたえる様々な品物が展示してある。展示方法は決してセンスのいい分かりやすいものではないが印象深く残る。展示を見終わったころに神奈川県の高校生が修学旅行でやってきた。その団体への説明を一緒にきいていたが若く綺麗な説明者が登場してアイヌ語で挨拶。伝統的な楽器である「ムックリ」も演奏してくれた。後でこの方に聞く所によるとアイヌ語は文字がなく現在ではローマ字やカタカナで表記をしているとかいろいろと説明してくれた。

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自然と協調して独自の文化を作り、平穏に暮らしてきたアイヌ民族も明治になって和人が移入してその生活の場を奪われてきた。アメリカの先住民と同じ運命だ。現在ではアイヌ語を話せる人も非常に少ないようだ。クマには神の精神がやどると言われておりそのクマは神ととともに人間界に来た。そのクマをころしてクマのなかに宿る神をふたたび神の世界に戻してあげるのがイオマンテと呼ばれる儀式とか。文化の伝承のためにこの儀式をいまでも時々行うらしい。

繁盛店にはそれなりの理由がある、蕎麦「よもぎ」

教えてもらった住所をナビに入れて進むと田んぼの畦道のようなところを走ることになった。住所は正しいのか、不安になったころに突然多数の自動車が駐車されているのが目に入った。ここだ。建物とその庭はおしゃれなカフェの造りだ。のれんだけが和の雰囲気を醸しだしている。車の数に見合った客で満席。少人数で作っているようでゆっくりと料理は提供されている。空席があっても食事の提供がまにあわないのか待っている客も席に案内されない。客もそれが当然のように待っている。

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席に案内されてゆっくりとチューリップの咲く庭を眺めているとようやく提供された天ぷら蕎麦。そばも勿論美味しかったが天ぷらが絶品。春の野菜を噛むとパリッといい音がした。

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この時期は地元のなじみ客が多いようだ。主人と親しげに話している。そんな客はなんとなく気品がある都会人。そとから移り住んでいるのか、あるいは夏の間だけこの住人になっているのか。庭も綺麗に手入れがされている。店内も落ち着いた造り。お店のかたの気配り。くこうして食事が美味しいこと以外のこともしっかりしていると田んぼの中のお店でも客はこうしてやってくるわけだ。東川町の居酒屋りしりも同じだった。いいお店でした。蕎麦「蓬」

そして美瑛

美瑛に向かった。その途中からこれまでの旭岳に代わって十勝岳が眼前に見えてきた。まだ真っ白だ。美瑛の道の駅に駐車して、そこから自転車に代えて有名な丘を目指した。ケンとメリーの木、セブンスターの木、、、、有名なスポットを巡った。まだ観光客は少ない。周囲は牧草の緑と空の青と山の白だけ。観光パンフレットにある紫、赤、、、の色はまだ少し早い。それでも白い山が見えるのはこの時期の特権だ。あの丘を登るとどんな風景がみえるだろう、と言う好奇心で辛い坂道も越えられる。自転車で進むにつれて風景がどんどん変わっていく。いいと思った瞬間に自転車を停めて写真撮影。自動車ではあっという間に通りすぎてチャンスを逃すことが多いが自転車だとそれがない。

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満足して美瑛の道の駅にもどり今日の宿泊所は「日の出公園キャンプ場」と決めた。近くに温泉施設もある。

今日の記録

朝食:パン、鮭切り身、ソーセージ、サラダ、オレンジ
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昼は「よもぎ」で天ぷら蕎麦

夜:豚肉の生姜焼き、とろろ昆布、おしんこ
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風呂はキャンプ場近くのフラヌイ温泉。31度の源泉と加温した41度の温泉。

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