清里町から藻琴山経由で和琴半島のキャンプ場へ
名残惜しみながら清里町をあとにした。旅というのは好奇心を満たしてくれるものですね。蝶が花から花へと移ろいで行くように好奇心に背中を押されて旅人は前に進むんですね。好奇心があるかぎり次々と進んで行く。同じ場所にいるということはその好奇心がなくなったことを意味するようなきがする。北海道には同じ場所に長いあいだ逗留するかたが多いらしい。その時点で旅人ではなく生活者になっている。
で、次の目的地は屈斜路湖。その湖畔のキャンプ場だ。北海道にきたら道の駅ではなくキャンプ場に泊まりたいと思っていた。
まだ人は少なく車を好きな場所に停められる。波の音が聴こえるくらいの近くに場所を確保してカータープを張り椅子もだした。うまくセッティングができた。思い描いていたようなシチュエーションだ。
風もなく屈斜路湖の湖面は鏡のようだ。釣り人がいる。カヤックに乗る人もいる。
午後はさわやかな風にあたりながら湖を見つめていたり本を読んだりして時間を過ごしたい。今回のキャンプ場泊は旅の疲れを休める目的なのであまり動かないようにしている。
藻琴山
少し体を休めたいと思いながらも清里町の道の駅で会った自転車乗りに教えてもらった藻琴山に登った。キャンプ場への途中にある。標高1000mの低山。上部の尾根にはまだ雪が残っているが危険ところは全く無い。ハイキングのグループがいくつか登っている。稜線にでると眼下に屈斜路湖が見える。遠くには斜里岳、海別岳、そして雌阿寒岳も。素晴らしい場所だ。