麦草峠ラン

2015-08-09 09

麦草峠は国道としては渋峠に次ぐ高所にある峠。自転車では何回かここを通過したことがある。自分の中では、かつて自転車で通過したところがランニングする場所を選択する上で重要な要素になっている。したがって麦草峠もいつかランニングで登ってみたいと長い間考えていた。機会を探していたが近くの小淵沢に数日間滞在する機会があってやっと実現した。それは簡単ではなかったが完走して大満足だった。

麦草峠は茅野市内から28Km。標高差1300m。国道299をひたすら登って往復してくると56Kmになる。時々出かけている足柄峠はスタート地点の山北駅から13Km、標高差600mなのでこの倍になる。チャレンジのしがいがあるしこの往復56Kmというのが今年参加するシャモニーでのOCCレースの距離53Kmに近いので練習の一環として走った。

早朝、コンビニで行動食を買い出しして5:40に茅野駅近くを出発。朝の気温は22度位、晴れ。走り始めるとすぐに汗が大量にでてくる。国道299をひたすら走る。早朝の交通量は少ない。最初の10Kmはほぼ平坦。ゆっくりと着実に走る。遠くに北八ヶ岳が望める。前回自転車で来た時は夜明け前で空には山の端がくっきりと見えていた。今回はすでに明るくなっていた。
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10Kmを超えてくると道の斜度もすこしづつきつくなり歩幅も短くなる。走った距離を示すGPS付の時計を見る頻度が増す。ああ、まだ200mしか走ってない。。。5Km毎に休憩していたのが次第に短い間隔で休むようになる。15Kmを過ぎると日差しがきつくなり気温もどんどん上がってきた。時々ある木陰が待ち遠しい。このへんになると道もつづら折れだ。時々、見覚えがあるカーブ、別荘に出会う。自転車で来た時にも苦しみながら歩くようなスピードで登ったことを思い出した。

途中、高校の自転車部員と思える若者が数人自転車で追い越していった。彼らもゼイゼイハーアーしていた。

峠前の5Kmくらいは歩く頻度が多くなった。歩いては走り、走っては歩く。交通量も少しづつ増えてきた。歩いていても自動車、バイクの音が聞こえるごとにそれに押されて走り始める。歩いているところを見られると恥ずかしい、というような余計なプライドが力になっている。

10:00前には道の傾斜がなくなった。見覚えのある峠の看板にようやくにして到着。長かった。自転車で来た時と同じように記念写真を撮った。少し戻って麦草ヒュッテで水を購入。持参したおにぎりを食べようとしても口の中がカラカラで喉を通らない。水と一緒に飲み込むだけだ。

峠付近は気温22度位で気持ちいい。しかし容赦ない真夏の太陽に照らされて爽やかな風も少し力不足。クタクタになっておりてきた。下りの28Kmも疲労した脚には長かった。長い下りを走りながら、よくぞここを登ってきたものだと感心した。長い間暖めてきたこのラン、その思いが力になった。

長い間の思いが実現して大満足。
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