5月23日 鶴岡市
今日は酒田市の隣にある鶴岡市。今日もかずかずの資料館を見てきた。これまでにどれだけの資料館を見てきたか、ここに及んで疲れてきた。細部の違いを理解できるほどの知識を持ち合わせてないのでそれぞれが同じように見えて来た。少なくとも自分の中では資料館そのもの、その中の展示物をカテゴリ分けしだした。そしてそれぞれの違いを気にせずにまとめて捉えるようになってしまった。もう少しそれぞれの資料館での展示物の相違を理解できれば理解が深まるのかもしれないがそれぞれがカテゴリ別に同じように見えて来た。疲れてきたのかな。差を理解しようとする努力ができてないのかも知れない。
今日の酒田市にもいろいろ資料館的な施設が多くあった。有名な所はひと通り訪れて見てきた。
1.致道博物館には明治初期の建築物が7つ集められそれぞれの中に関連する資料が展示してあった。ひと通り見たが疲れた。
2.鶴岡カトリック教会天主堂。これはこれまでとは異質で新鮮だった。窓のステンドグラスが美しかった。映画でみかける例の神父に告白する場(名前は忘れた)もあった。始めて実物を見たが使われているようだ。
4.大寶館。大正時代の建築で中には鶴岡市出身の著名人の資料が展示してあった。高山樗牛や日本のダ・ヴィンチといわれた松森胤保、昭和期の日本の代表作家・横光利一など。
5.致道館(藩校)。ここは興味深かった。ここは孔子の論語を主体にして儒学を教えていたらしいが江戸時代の武士がどのように学んでいたか、どのような本を読んでいたのか、と言った疑問に答える資料が展示してあった。江戸時代には今あるようなパソコン、ペンなどが無かった中で真剣に学んでいたであろう若い武士の姿を想像して勇気付けられた。
ここではこの地庄内で子どもたちへの教育に使っている「親子で楽しむ庄内論語」を買ってみた。後でよんでみる。
6.松ケ岡開墾場とそこにある庄内映画村資料館。明治初期に最上藩士3000名がこの松岡において刀を置いてクワを持ち、養蚕業に務めたことを知った。会津藩士が斗南を開墾したのと同じだ。ここには養蚕業に使った当時の大きな蚕室が残っておりそれを観光施設として再利用していた。ここに来るまでにこうした展示資料にはへきえきしていたので建物の中の展示はあまり見なかった。ただ一つだけジャンルがことなる「庄内映画村資料館」だけは入ってみた。ところが入場料450円払った価値は見いだせなかった。そもそも映画のことはよく知らないのでそこに展示してある映画が理解できない。展示してある資料の価値も分からない。投資のムダだった。
この日は道の駅月山。数台の寂しいところだったがこういう環境に慣れてきた。