草津温泉で同期会

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草津温泉。数年前まではここで行われる自転車のヒルクライムレースに毎年4月末に出かけていた。いろいろと思い出がある場所である。今回は最初に就職した会社の同期との恒例の温泉旅行で行ってきた。この集まりはもう何十年もの間、毎年年末に温泉旅行している。当初は伊豆半島方面が多かったが最近は北の方にも足を延ばしている。考えてみるといい身分だ。

新宿から直通バスで行く方法もあるが今回は八高線と上越線、そして吾妻線の各駅停車を乗り継いでゆっくりと出かけた。八高線は途中でディーゼル車に乗り換える。のどかな田園の中を走る。天気は冬晴れで空の青さがまぶしい。

吾妻線の川原場湯駅は話題の八ッ場ダムの建設にともなって山の上の方に移動していた。下の温泉街はいずれはダムの水の中になってしまう。現在は1,2軒の旅館が営業しているだけ。過去に何度か訪れたが寂しいものだ。吾妻線と並行して走る通称日本ロマンチック街道と呼ばれるみちも迂回路ができているらしい。

そして、草津温泉の最寄り駅になる長野原草津口駅も大きく変わっていた。駅舎も、駅前広場も様変わりしていた。まだ一部の工事が進んでいる。

この日の宿は大型ホテル、「桜井」。昭和の時代に作られた団体向けのホテルだ。周辺は数日前の雪がわずかに残っている。

8人の参加者が集まったところで温泉。外湯が有名だが寒くて出かける者はいない。そして、夜は宴会。あれこれと騒ぎながら近況を話した。

集まった8人の内、同じ会社あるいはその系列でまだ働いているのは半分。残りはすでに退職あるいは自分で事業をしている。事業欲があるとは思えなかった人が若くして会社を興して成功している。50代ではやばやと退職してきままな生活をしている人もいる。今回は参加できなかったが系列会社の社長までのぼりつめた人もいる。それぞれがそれぞれの人生を歩んでここに至っている。そんな過去を年に一度だけ会ってすこしづつ共有してきた。少なくとも現在は健康に生活しているようで何より。

翌日はまたそれぞれの場所に戻った。来年はどこになるのか。何人集まるのか、楽しみである。
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