東京にある秘湯、蛇の湯温泉たから荘 -

東京にある秘湯、蛇の湯温泉たから荘

東京にも秘湯があるようです。東京の西部、檜原村にある「蛇の湯」は日本秘湯を守る会の会員。五日市から檜原街道を真っ直ぐ行くと数馬の集落になる。ここにある秘湯。実はこの温泉は１０年位上も前から知っていた。自転車で風張峠に行く時には必ずこの前を通る。ずっと気になっていた温泉だ。

街道から少し下がったところ、秋川渓谷に覆いかぶさるように大きな古い木造家屋がある。この地方独特の兜造りの茅葺屋根。いかにも、と言う感じの温泉だ。

温泉は無色透明、匂いもない。源泉掛け流しですこしだけぬるぬるする。露天は無く作りは極普通の質素な設備た。

土間に入るとすぐ右側に畳の居間がある。ここが休憩場所だ。太い鴨居が古い建物であることを物語っている。

その反対側が畳の大広間でそこに落ち着いた椅子とテーブルが用意されておりそこで食事をした。

地元の山菜、川魚を主体とした質素な献立にそばが付いた。

ここに辿り着くまでは三頭山に登ってきた。早朝のバスで都民の森まででかけた。雨模様の天気のせいか同時に降り立ったハイカーは数名。鞘口峠経由で三頭山までは昨年のハセツネのコースであり練習で何回かは反対方向に通過した懐かしいルートである。今日は雨で傘をさしながらのんびりと歩いて登った。

三頭山山頂までは１時間半。山頂には思い入れがある。ハセツネの時には深夜、重い足を引きずってようやくの思いでたどり着いたところだ。思い出した。あの時の強い思いは今は少し薄れている。

今日　　　　　　　　　昨年のハセツネ

ここから槇寄山経由で数馬に降りる予定だったが雨なので往路を折り返した。