ハセツネCUP完走記

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ハセツネ。三年前にランニングを始めてずっと目標にしてきた大会。それは20代のころに没頭した登山とランニングが融合しているから。ハセツネは「日本山岳耐久レース」(長谷川恒夫CUP)と呼ばれ距離71.5Km,制限時間24時間、食料の補給なし、で奥多摩の山々を走り回ると言う過酷な条件で有名レース。その参加記です。

晴天の下、午後1時に2800人がスタート

自転車に乗っていたころはちょくちょくお邪魔していた武蔵五日市駅前の「やまねこ亭」でランチしてから会場に。選手の控室になっている小学校の体育館に行くと職場の知人が場所を確保していた。近くには偶然にもかつて何回が一緒に走ったランニンググループの知人が数人陣取っていた。懐かしい方々と再会できていい感じでハセツネが始まった。
スタート会場は中学校の校庭。参加者は約2800人。ぞろぞろ並んで1:00にスタート。
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感動のスタート、そして渋滞ーー知っていましたが。。

ブオーの音とともにスタート。でも、私が並んだ後ろの方はスタート地点まで2.5分。五日市街道を少し走ってすぐに小和田橋をめざして坂道を集団が下る。あのハセツネに今自分がいる、と言う感激でこみ上げてくる思いがあった。
広徳寺までは広い道で渋滞がないが今熊神社からは渋滞。第一区間の大部分が渋滞。それでもこの時間が休憩時間と思ってそろりそろりの歩み続けた次第。時には若い女性の応援があるし、楽しめました。
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第一チェックポイントの途中でヘッドライトを装着

5km先の入山峠には多くの方が応援にきていた。知人も何人か。ここからの登り口がネックになっているので登り口の前で100m位の待ち行列。セールの前のお店の前のようです。途中の山の中にも時々応援の方がいる。生藤山付近でだいぶ暗くなったのでライトを着けた。遠くに富士山が赤く見えたのが美しかった。時折吹く風でドングリの実、小枝が音を立てて落ちる。聞こえるのはこれとランナーの靴音だけ。この辺になると少しづつばらけで時々走ることもできる。体調は特に問題ない、これからの長い先の行程に思いをはせて気持ちが引き締まった。
スタートから5時間半、6:30に第一チェックポイントに到着。休憩、食事をするランナーでごった返していた。
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三頭山への登りの途中にトップの選手がゴールしたそうです。

三頭山の登りは試走の時から厳しいことを知っていたので登りにかかったときは構えた。芍薬甘草湯を一服。これがよく効いたのか足のけいれんはなかった。
ところが途中にいたスタッフから日本人がトップでゴールしたと聞いた。なんとも私はまだ半分も来ていないのに。。。
それなのにこちらは三頭山の登りでだいぶ疲労を感じてきた。足も重い。
三頭山には深夜0:00頃に到着。多くのランナーが休んでいた。ここが中間地点。今回の行程の最初の目標だ。ここがコース中での最高地点。あとは下り基調だという安心感があるが実際はまだまだ登りが続く。ここで固形物を口に入れたが口の中が乾いていてなかなか喉をとおらない。ちょっと時間がたつと寒くなったが風はなく穏やかな夜だ。月も明るい。ここにもスタッフが数名。寒いなか、ありがたい。
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足が軽くなって第二チェックポイントへ。長居をせずに御前山を目指しました。

三頭山を下り始めると足取りが軽いのを感じた。休憩中の食事がよかったのか、休憩がよかったのか、嬉しくなった。まだ足が残っているという感激。鞘口峠からぐるぐるとまわってようやく第二チェックポイント。総じて試走の時よりも長く感じた。なにしろ試走のときは短い距離なので元気に走れたわけだ。
第二チェックポイントでは水が1.5リットル補給される。三頭山までにハイドレに入れた1.5リットルはほぼ消費。残りのペットボトルは三頭山から第二チェックポイントまでの間で消費してしまった。ハイドレから吸い口でチューチュー数と飲んだ気がしない。やっぱり口に含んだ水をゴクリと飲みたい。第二チェックポイントで久しぶりにゴクリとできた。
ここはスタッフも多く明るい照明もある。自転車で何回も来たここは奥多摩周遊道路の駐車場なので里の匂いがする。長居をすると里心がついてリタイヤの文字が頭をかすめるとまずいのでそそくさと御前山に向かった。
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ハセツネコースはランナーを甘やかしたりしません

試走の段階で三頭山と御前山の登りが一番きついと感じていた。気を引き締めて第二チェックポイントを出発。しばらくは長い下り。この下りも滑りやすかった。試走の時は乾いていて靴のグリップが効いたが今回は雨の湿りにランナーが踏み固めたせいか土の部分が非常に滑りやすかった。この傾向はコース全体に言えることでトップランナー達がこの状態でよくもあれほどのスピードで走ったことに驚く。
御前山の登りは気を引き締めていたせいか思ったほどきつくはなかった。この辺になるとさすがに前後に人がいないことが多い。暗い山道を一人で走ることが不安だったが前後に人が入ると思うとこれは杞憂だった。そして各所に分岐には赤色灯と案内板があり安心できた。助かります。
ところが御前山を越えた大岳山近辺に苦しんだ。ハセツネコースは急な登り下りが続いていて登りきった、そこから楽になる筈、と思っていてもいつもその期待が裏切られる。下りが急峻で走れなかったり岩場だったり決して楽なところに出会わない。次から次へと壁が向かってくる感じだ。ランナーを甘やかさない。これがハセツネなんでしょう。
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御岳山を過ぎたころから夜が明けてきました

長尾平にある第三チェックポイントは朝5:00ころにスルー。この先にある綾広の水場を目指した。水分が不足していた。喉が渇いている。固形物が口の中で咀嚼できないのでジェルだけを摂取。そして水が貴重だ。その水が豊富にあるところ、この水が実に美味しかった。このころはすでに走る気力が失せていて前後の多くのランナーが走っているのに私は早歩き。それでもこの辺にくると完走を確信できたので無理をしないで歩いた。御岳山周辺の走りやすいところもあまり走れなかった。御岳の街は朝が早い。
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最後のピーク、日の出山で朝日を見るのが夢でした

日の出の時間は6時ころときいていた。この時間に日の出山にいるとゴールが8時ころになる。そうすると私の目標時間とほぼ合致するのでここ日の出山で朝日を見るのが今回の楽しみでもあった。御岳神社を通過したころは明るくなりヘッドライトも不要なくらいになった。ところが足が進まない。日の出山での日の出を見るためには6時には到着する必要がある。その時間が迫ってきている。でも走れない。いらいらしながら早足で歩き続けた。御岳神社から2Kmほどの距離の筈だがそれが長かった。しかも日の出山の直前で長く急な階段。山頂の神社の参道だ。一段一段が高い階段。やっとの思いで山頂に。すでに陽は少し上がっていた。それでも朝日を見ることができて満足。
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そしてゴール、その前に嬉しい出会い

日の出山から金毘羅尾根に入って写真を撮っていると後ろから声を掛けられた。なんと出発の前に体育館で久しぶりに会ったMさん。彼はつい最近に盲腸の手術をして体調は万全でなかった。事前に第一チェックポイントでリタイヤの可能性を宣言していたのを聞いていたので驚いた。さすがにハセツネ7回のベテランは自分の体調をしっかりと把握して調整して走っていたのでしょう。会ってからは一緒にゆっくりと下った。いろいろなおしゃべりをしながら。嬉しい再開で金毘羅尾根の下りを1時間半を楽しみました。
そしていよいよゴール。事前にはこのゴールシーンをシミュレーションしてどれほど感激するのか楽しみにしていたが淡々とMさんと一緒にゴール。8:08。19時間の旅が終わりました。長く辛い19時間でしたがもうどれだけ辛かったのかを忘れてしまった。また来年チャレンジするかもしれない。それはまた新しいドラマを体験できるかも知れないから。

ゴールで出迎えてくれた知人が動画を撮ってくれました。嬉しいですね。

http://youtu.be/IWJ1erfX-tg

温泉に入ってビール飲んで昼寝してから帰宅しました。いい週末でした。

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コメント

  • お疲れ様!

    初チャレンジ!完走!おめでとう!
    いい写真が沢山撮れましたね!
    充分な下見トレーニングの賜物ですね。
    もうやみつきになりそうですか?


  • Re: お疲れ様!

    >>1
    ペンギンさん、終わってみると楽しかったことしか覚えてないですね。いい性格です(笑)
    確かに今年初めからのトレーニングが効いたような気がします。またどこかを一緒に走りましょう!



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