日本山岳耐久レース(ハセツネ30)

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参加してきました。本番は秋にあるが今日は春のハセツネ。奥多摩の山々を五日市からぐるっと回る32Kmのトレイルレースです。全国から1500人が参加。

完走しましたが疲れた。過去には30Kmのトレイルレースは何回も参加してきたがいつもゆとりを持って完走してきた。ところが今日は疲れ果てました。5時間半。四時間台で走れると思っていましたが甘くなかった。

五日市の広徳寺から定刻の9:00に出発。参加者は多くはないが狭い山間のお寺なので道で待機。
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しばらくは街中の舗装路を走る。いきなりの下り坂でどんどん追い越されたが急ぐこともないのでマイペースで走って途中から舗装された林道。5,6Kmは快調に走れたが突然の渋滞。何とも行儀よく3列に並んでの待ち行列が表れた。尾根道に取り付く所で渋滞しているようだ。この登り口にはとにかくいきなりロープが用意されていて皆そのロープを頼りに登るような場所だ。

ここで40分ほど待った!こんなことだったらここまでの林道をもう少し頑張って前の方にいれば良かったと思ったが後の祭り。
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待っている間、暇なのでふと前のランナーの足元をみるとサンダル。こういうのもありますね。メキシコの秘境に住むタラウマラ族はこのサンダルを履いたランナーがめっぽう早いらしい。Bare foot runですね。でも痛そう。私は遠慮します。履いていた本人曰く、上手に走れば痛くないそうですが時々失敗するとか。
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渋滞を抜けて山道にはいるとそれなりにばらけて走れるようになった。入山峠までは山道。そこからは舗装された道路を醍醐林道をめがけて一目散に駆け下った。ここは何年か前に自転車でも走り下って醍醐林道から和田峠に登ったことがあるコースだ。
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醍醐林道までは快調に飛ばして何人も追い越した。そこを後姿が素敵な御嬢さんが綺麗なフォームで颯爽と追い抜いていった。おお、うつくしい、と思って追いかけて追走してしまった。ちなみに顔は見ていません。失礼に当たりますから。この方とは追いつ抜かれつでしばらく走ったが途中でちぎられた。

醍醐林道はのどかだ。でもじわじわと疲労がたまる登り。
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いやな登りの醍醐林道を10Km位走ったところでまた山道に入る。ここでは職場のかたがボランティアでスタッフとして参加していた。
ここから急激な登りで尾根道にでる。この尾根道ではなだらかな山道を期待したいたが実際は上り下りがこれでもかと言うくらいに連続してくるいやな所だった。

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後半になって疲労を強く感じるようになった。特に足のけいれん。脚がつった。何回も何回も。汗をかいて塩分が不足したのか。それなりに塩分は採ってきたつもりだが不足していたのかもしれない。

市道山からふたたび入山峠に向かう尾根も次から次へとアップダウンが続く。平たんなところが非常に少ないのでなかなか快適に走れない。疲れてきたしこうしたコースに不満を持ってきた。あまり楽しいコースじゃないね。

入山峠に着くころは下りでも足のけいれんで思うように走って下ることができなくなった。平らな地面の場合は問題ないが少しでも凸凹になると足の特定の筋肉に負担がかかるようでそのたびに足のどこかがけいれんする。何とも辛いものだ。それでも、この辺になると前を走っている多くのランナーも同じような感じで所々で屈伸をしたりしている。誰もが同じなんですね。少なくとも同じ場所を走っているランナーは皆同じ状態なんですね。思い直して走りました。

そして漸くにしてゴール。あまり嬉しくもなかった。辛さから解放された安堵感だけだった。

ゴールして着替えをする間も足のけいれんで思うように着替えもできない。情けないものだ。時間をかけて着替えて帰途に。

ハセツネってやっぱり簡単には走れないものだ。秋のレースは距離が今日の二倍以上の70Km。ちょっと心配になった。まだまだ練習が足りないですね。

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