平尾台カルストと英彦山

英彦山南岳山頂

九州の一日目は平尾台カルストと英彦山。いきなり全開で少し反省。

平尾台は秋吉台に次ぐ規模のカルスト台地でトレイルランの大会が毎年開かれているのでいつか参加したかったが遠方のため実現できてなかった。

近くの展望台まで来るまで行ってそこから歩いてみた。気温0度の風が冷たい。展望台からは広大な石灰岩のカルストが広がり鍾乳洞がいくつもある。景色はほぼ想定通りで特別な感動なし。

歩いていたら堂金山へのサインがあったので登ってみるとあっという間に九州の山に登頂。
画像の説明 画像の説明

そして英彦山。別所駐車場から歩き始めて長い階段を登るとそこに英彦山神宮の社殿。このへんは修行の地。山伏も多いらしい。
英彦山神宮 画像の説明

社殿から少し登ったところから山道になり大きな杉の林の中を進む。出発が10時と遅かったので行けるところまでと考えながら登ってみた。

途中で梵字を大きな岩肌に刻んである梵字岩のサインがあったので寄り道。大きな岩の地上10mほどのところに3mほどの円が描かれてその中に梵字が彫られている。弘法大師が彫ったと言われている。
梵字の岩 画像の説明

この時点でまだ早いので登頂を目指すことにした。どんどん登る。途中には修験の地にふさわしい険しい場所が数か所あったがしっかりと鎖が設置してあるので特に問題はなかった。そして12時少し過ぎに英彦山南岳頂上に。視界はあまりなく曇り空の中であまり感動はなし。周囲には知っている山もない。山頂には小さな祠があった。ここから先は数年前の集中豪雨で山道が破壊されて通行禁止。本来は中岳、北岳と縦走できて神宮の奥社にも行けるが現在は通行禁止。遠くに奥社の大きな社殿が見えた。なんともこうして険しい山中に大きな建造物がある。ここも被害を受けたように屋根には大きなブルーシートがかけられていた。
英彦山南岳祠

すぐに下山。途中で上りとは別ルートを取ってみた。

途中には壁にとりついた虫のように神社の社殿が見えた。大南神社だ。行ってみるとしっかりとした拝殿があり使われている様子が見えた。関係者はこの急峻な山道を登ってくるわけだ。
大南神社

しばらく進むと鬼杉と呼ばれる樹齢1300年以上の杉。そのとなりに修行に使ったと言われている岩窟。
鬼杉 画像の説明

ここまでの山道は基本的にくだりだったがここから登り返しだ。しかも壁のように迫っている。木の根を掴んでターザンのように登る箇所もたくさんあり。緊張した。こうした急な上りの後でそこにも社殿が。玉屋神社だ。社殿は比較的新しい。こうした山の中にどのようにして立てたのか。

玉屋神社

ここからも登り返しが何回かあり疲れた。ようやくにして英彦山神宮に戻った。階段の登り口にある茶店で一服。朝はここで地図をいただいたがこれが役立った。

そして駐車場に3時過ぎに到着。5時間のつらくも新鮮な山歩きだった。初日にしては過酷な一日だった。

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