松江城と出雲大社

画像の説明

この日も天気は良かった。午前中は宍道湖の南側をドライブして東の松江に。途中の宍道湖も穏やか。

県庁庁舎の駐車場に車を停めて散策。まずは松江城。現存する12の天守のひとつ。ひろい城跡をすすむと石垣に圧倒される。重機のない時代にどのようにしてこれだけの石垣を組んだのか常に疑問に思っている。

画像の説明 画像の説明

天守はどこから見ても立派だ。
画像の説明 画像の説明

堀の周りを歩いて小泉八雲の記念館と居宅を見学。彼はギリシャに生まれて世界各地に住んだあとで古事記に引かれて出雲にやってきたそうだ。かつての武家屋敷を借りて家族5人で生活していたそうだ。書斎の机が特注で高さが格別だった。

画像の説明 画像の説明

そして今度は宍道湖の北側を走って出雲大社。駐車場の心配をしたが隣の古代 出雲歴史博物館の駐車場が空いていた。

いよいよ待ち望んでいた出雲大社かと思うと心が踊った。写真で見ていた大鳥居。
画像の説明

参道は松の林の中。参拝者は思ったほど多くない。ほどなくして拝殿。大勢が並んでいた。
画像の説明

本社殿は門に閉ざされてよく見えないが写真で見る特徴的な屋根の形が見えて感激。塀の周囲を歩いて後ろ側に来るとさらに全体が見えるようになった。これだ、この姿を自分の目で見たかった。

画像の説明 画像の説明

本社殿の周囲には数々の摂社殿がある。それぞれに古事記の世界に登場する神様が祀られているようだ。

神在月に全国から来た神様が滞在する建物もあった。おとぎ話のようでおもしろい。
画像の説明

ここで出雲蕎麦を食べてからこの日の宿に向かった。そば粉10割でコシが強かった。つゆは上から少しづつかけて食べる。

画像の説明

この日は60kmほど西に行ったところにある温泉津温泉。美しい海を見ながらドライブすると狭い道に昭和の建物が並んだ地区に入った。ここが温泉津だ。

チェックインした旅館は連なる別棟を改装して内部でつなげて拡張している。内部はすべて畳敷きなので歩きやすいが通路は迷路のようだ。

食事の時間まで外を散策。重要伝統的建造物群保存地区に指定されているこの地域は例外なく空き家が多い。

ここは石見銀山が盛んだった戦国時代から江戸時代そして昭和の初めまで栄えた温泉街、宿場町。

今は人口も減り銀山景気もなくほとんどの商店は閉業し店内はほぼ空っぽでディスプレイがわずかにそのまま残っています。昭和から時間が止まっている。

伝統的建造物群保存地区に指定されているので改築も困難で住みにくいので住人は出て行き空き家になる。

人を呼ぶにも狭い谷間に寄り添うように立っている家々には駐車場の確保が困難。

いくつかの旅館、外部資本で始めたカフェ、いくつかの商店が残るだけです。今回利用した旅館は内装を一新しし素敵な旅館になっていて繁盛してました。

この辺のことは伝統的建造物群保存地区に指定されている多くの地区に共通する問題ですね。意識して伝統的建造物群保存地区を訪れているので文化庁の政策で活気のある場所にしてほしいものです。

ただただ部外者には大正、昭和初期、中には江戸期の住宅がそのまま残っていることでノスタルジーをかんじさせる。

画像の説明 画像の説明 200年住宅

画像の説明 画像の説明

夜は旅館の美味しい料理をいただきました。

コメント


認証コード5236

コメントは管理者の承認後に表示されます。