歎異抄講座

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この日は「後序」の解説だった。参加者は同年輩の男女が9名。内容を覚書として残しておく。

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後序は「信心同異の諍論(そうろん)」というエピソードから始まっている。

ある日、聖人(親鸞)の信心と法然上人の信心は同じかという論争が親鸞と法然の高弟の間であった。

親鸞は同じであると主張するのに対して法然の高弟たちは異なると主張。した恐れ多くも法然と同じとはけしからん、ということで法然に判断を仰いだ。すると、

法然は同じであると裁定した。

彼の説明によると信心には2つある。他力の信心ー阿弥陀から与えられた信心と自力の信心ー学問、経験から得た信心である。

この内、阿彌陀佛から与えられる他力の信心はすべての者に与えられる。それは誰にでも阿弥陀仏から与えられているのですべて同じである、ということだ。

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この理屈はよく理解できるが「信心」とはなにかが不明。想像するに、これは阿彌陀佛から与えられる慈悲のことか。この慈悲を受けることで人は永遠の喜び、絶対の幸福を味わえると言われているが具体的な姿がまだ見えない。

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