八ヶ岳二日目 本沢温泉ー硫黄岳ー横岳ー美濃戸口

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朝5時に電灯が灯いて起床。6時に質素な朝食。6時半に本沢温泉を出発。夏沢峠まで登り返す。歩きやすい上りだった。かつては佐久地方の小海・野辺山と諏訪地方の諏訪・茅野を結ぶ旧街道の要所であった夏沢峠。

東・西天狗岳と夏沢峠山びこ荘 天狗岳と手前に夏沢峠の山びこ荘。

すぐに稜線にでて視界がひらけた。広く明るい青空が広がって気持ちがいい。やっぱり稜線歩きが最高だ。硫黄岳までは比較的歩きやすい楽しい登山道だった。

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振り向くと東天狗岳、西天狗岳、そして後ろに蓼科山が見える。
東・西天狗と後ろに蓼科山

硫黄岳の頂上は広い。そして360度の景観がみられる。これから進む横岳、そして赤岳、阿弥陀岳、遠くに南アルプス、北アルプス。

硫黄岳1 画像の説明

岩登りの対象になる大同心も間近だ。
大同心

そして眼前に横岳が見える。今回のコースでこの周辺が難所と言われている。
横岳

横だけの上りから同行者の足取りが重くなった。近づくとすぐにクサリ場、ハシゴ場がいたるところに張り巡らされていた。登山者が増えることで安全を確保するために方策でしょう。有効とは思いながら自然破壊、手術痕のように見えて少し複雑。こうした箇所を安全に通過できる登山者だけを受け入れる考えもあるでしょう。同行者はこうしたクサリ場になれていないせいか緊張のあまり息が大きくはずんでいた。

横だけに向かう高本さん 画像の説明

しっかりとしたハシゴ、クサリがあるおかげでスムースに頂上に到着。10人ほどのツアーグループがいた。経験が浅そうな登山者も多い。八ヶ岳全体に言えそうだが女性率それも単独行率が高い。

横岳の下りもクサリ、ハシゴを使って下った。赤岳展望荘の手前で地蔵尾根の下りに入ったがここも急激なガレた下りでクサリ、ハシゴが多かった。足を置くたびに慎重に一歩を踏み出して下った。

横岳の上りからずっと緊張の連続。下っても行者小屋付近までは緊張。行者小屋で大休止の予定だったが下りに予定以上の時間がかかったのでそそくさと進んだ。見上げると歩いたてきた稜線が美しかった。

行者小屋からの横岳

美濃戸口までは2時間以上の長い下り。途中の苔が少しだけ癒やしだった。

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美濃戸山荘からは林道歩き。今回は本来の登山靴ではなくトレランシューズで来た。事前に迷ったが今回のコースを甘くみてトレランシューズを採用したが誤りだった。これだけ石がゴロゴロした岩場はしっかりした登山靴にすべきだった。おかげで足の指先があたって足を出すたびに痛むようになった。

痛みを堪えながらの数時間で美濃戸口のバス停に到着。ここにも都会風なカフェがあった。昔からの八ヶ岳山荘の向かいにあるカフェではおしゃれな食事ができるようになっていた。登山のレジャー化とともに都会の若者をターゲットにしたお店だ。

しばらく待って無事にバスで茅野駅まで。同行者は近くの温泉に向かい、私は予約してあるホテルにチェックイン。ここで汗を流して着替えて駅前で同行者と合流。駅前で打ち上げ。ビールは山小屋でも飲んだので特別の感激はなかったが美味しくいただけました。

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