富山から各停で帰京 高岡ー泊ー糸魚川ー南小谷ー松本ー立川

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18日はいつものように高岡市の会社で仕事。その帰途、翌日は各駅停車で自宅に帰ることにした。

7:35発の「あいの風とやま鉄道」高岡駅発の列車で出発。ここからまずは終点の泊駅まで。当初は通勤通学の客がいてほとんどの席は埋まっていたが富山駅をすぎると閑散としてきた。右側の窓越しには立山連峰が白く見える。
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泊駅に8:50着。駅頭には地元の名士と思われるかたの銅像があった。人はいないが少しだけ近所を歩いてみた。お店はない。2,3人と会っただけ。
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9:19に泊駅発。途中の市振から「えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン」になるが同じ列車で進む。この区間は日本海側を走るので海がよく見える。天気がよいせいか冬にしても暗い日本海というイメージとは反対の青い海が広がっていたい。
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途中で親不知を通過した。この辺はとくに立山連峰の一角が海に落ち込んでいるところで山が直接海に飛び込んでいる。その山と海のわずかな隙間に道路と鉄道が走っているわけだ。数年前にくるまで来たときに親不知近辺を歩いてみたがこの狭いところに明治時代に開発された旧道、昭和になって作られた現在の国道。そして平成になって作られた高速道路が平行したり交わったりしている。さらにこの鉄道の線路もある。なんとも狭いところにこうしたインフラを作っている技術に感嘆する。
写真は平成の高速道路。
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糸魚川駅には9:48に着いた。数年前にここに来たときは駅前の大火の直後だった。焼け落ちた建物の残骸が広がっていた。その地区をあるいてみると真新しい家屋や防災施設が作られていた。道路も拡幅され防災地域になっていた。真新しい建物のすぐとなりには古い建物が残っていた。その時はさぞかし心配しただろうが延焼を免れた家もあるわけだ。次の列車の発車時刻を気にしながら町を散策してみた。
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糸魚川駅からは10:30発の大糸線で出発。ジーゼル車だ。
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ここからは姫川にそって山深い渓谷を登っていく。姫川は急流だ。その渓谷の狭いところに線路があり国道もある。山間部の困難な工事で完成したインフラでしょう。沿線には住宅は非常に少ない。あるのはところどころにある発電所の工事関係者、労働者の住居のようだ。山間部はまだ雪が深い。ジーゼル車は唸り声をあげながら急な山間部を走っていた。一昔前は蒸気機関車が喘ぎながら登っていたことでしょう。

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南小谷駅には11:34に着いた。駅周辺には住宅もなく観光施設も歩いて行ける場所にはないので車内で出発時間を待った。
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この列車にはトイレが付いていた。めずらしい。
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南小谷駅を12:03に出発。ここからの沿線は北アルプスの山々が間近に見える。まだ豊かに雪をたたえて真っ白な山は圧巻だった。富山からみる立山も素晴らしいがここから見る山のほうが近くに見える。特に白馬岳が素晴らしかった。
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真っ白な山を堪能して14:01に松本駅に到着。ここは大都会だ。もう何回も来ている。
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この駅前で遅いランチ。やっぱり信州そば。大きな穴子の天ぷらが美味しかった。
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松本からは見慣れた景色なので14:50発の特急あずさに乗って立川駅まで。流石に特急は早い。16:57には立川駅に到着。

高岡駅を出発してから10時間の旅でした。それぞれの区間には景色が特徴的だった。この日のコースはくるまでも通過したことがあるが運転しているとゆっくりと景色を眺めることが難しい。その点、今日みたいに列車に乗っていると景色を楽しめる。列車の旅もいいものだ、と再確認。昨年詠んだ宮脇俊三のように列車旅をしたくなった。

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