黒部名水の地:生地

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途中下車の散歩。昨日は「吉久」だったがこの日は黒部市の生地地区。ここは立山連峰からの伏流水が各所から湧き出ていることで有名。

あいの風とやま鉄道の生地駅頭に降り立つと冷たい雨の中静まり返った昭和の家が並んでいた。歩道には雪が残り歩道がないところは車道を歩くようになる。

まずは日本海に面した港に向かうと江戸時代に加賀藩によって作られた生地台場があった。大筒もある。
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さらに進むと家並みは相変わらず昭和。取り残された地方の街だ。経済が動いていない様子。日本は貧しくなったと実感する家並みだ。冷たい雨がふるとそうした感情が増してくる。
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暫く行くといよいよ湧き水の多い地区に入った。豊かな清らかな流れのある用水もある。
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それぞれの湧き水はきれいな金属製に代わっていて風情がないのが残念。もうすこし自然の流れをみたかった。それぞれの湧き水で洗い物もしているらしい。水を飲んでみるとなんともうまい。ピリッと炭酸水のような味がした。

ここには生地中橋と呼ばれる可動橋がある。これは長さ40mほどの橋で橋の片側を軸として回転する片持ち式の旋回式可動橋だ。残念ながら稼働中の橋は見ることができなかったがこうした橋があることに感動した。
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2時間ほど街中を歩いてみたが人はほとんど見かけなかった。雨のせいかもしれない。

ここから電鉄黒部駅まで雪道を歩いた。風は冷たかったが気温は高く汗ばむほどだった。
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黒部宇奈月温泉駅から新幹線で帰京。この日も長野市をすぎると明るい空が見えてきた。

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