好天の八方尾根ハイキング

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一人で唐松岳に行ってきた。

コロナ禍の中で社会的には自粛解除みたいな雰囲気だが気分的にはまだ自粛中で少人数のイベントややむを得ない仕事以外では外出していない。長期間の旅行も計画だけで実行する気持ちにはならないでいる。

半年間のこうした生活で暗鬱とした気持ちになるものだ。見えない傘でしょうか。

そんな時、そうだ八方池から白馬三山を眺めたい。池の前からドッカーンと大きな岩肌を見るだけで気持ちが晴れやかになるのではと思った次第。そして早速実行した。

前夜は黒菱の駐車場で車中泊。標高1500mのここの夜はもう冬だ。それでも夜中に見あげた満天の星空に興奮。

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朝6:00に出発。
登山者はそれなりにいて同じペースで歩くかたとお喋りしながら高度を稼ぐと雲海が朝日に照らされて今日の一日を祝福されたような気がして同行者共々テンション最高。リフトもあるが営業は8:30からなので使わずに急登をゆっっくりと登った。

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2時間ほどで目指す八方池に到着すると思い描いていた通りの絵画が目の前に現れた。思いが実現して嬉しかった。そう、こうした雄大な岩肌を見たかった。

白馬三山。白馬岳、杓子岳、白馬鑓。
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当初はこの八方池でこの景色をみればそれで満足だと思っていた。もし天気などの条件がよければさらに先に進むつもりだった。幸いに天気は安定していたし八方尾根はスキーでも登山でも何回かきているしルートは整備されているので不安なくドンドン進むことにした。

進むにつれて北アルプスの名峰そして遠くの山脈が雲の上に出てきた。
こんな景色を見せてもらって幸せだ。一緒に眺めていた方も私と同じ動機でここまでやってきたそうで願いが叶ったと興奮していた。

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歳を重ねて高山には気軽に行けなくなった。かつての山仲間も次々と高山から遠ざかり同行者も減ってきたし自身の体力も落ちてきた。この日も下りは慎重に慎重に足を置いてきた。トレランの若いお嬢さんが軽装で飛ぶように下っていった。追いつけないな、と独り言。

下る途中には何回も立ち止まって四方を存分に眺めてきた。雲海と高山の岩稜が見事にバランスして絵に書いたような風景を堪能した。これほどの好条件の登山はあと何回経験できるのでしょう。

1時過ぎに無事に下山。

大町にある「道の駅 ぽかぽかランド美麻」に併設された温泉で汗を流して食事。いい一日に感謝してここで車中泊。

翌日は朝5:00に自宅に向けて出発。下道を7時間かけて無事に帰宅した。

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