定年後の生活

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5年前に定年退職した。その前後には退職後の生活をどうするか模索していた。その頃に読んだ本がこれら。

内容はどれも一般的で画一的で自分には当てはまらなかった。

そして今日まで5年半の定年生活を送ってきた。あの本に書いてあったいくつかは同じようになぞってきたように思う。それでもそれぞれの退職者の事情は千差万別。本に書いてあるような一般論では片付けられない。書かれていたほとんどは興味がわかなかった。

これまでの私の退職後の生活は、1)元の職場で仕事、2)自転車ガイド、3)中小機構でアドバイザ、4)車での旅、キャンプ、5)海外旅行、6)トレイルレース参加、7)マラソン大会参加、8)登山、、、、、。様々なことをしてきたが大部分はアウトドアでの活動。それだけの体力気力があったのでできた。これらはしばらくは継続できるとは思う。

一方、3月からはじまった新型コロナによる自粛生活で自宅で過ごす時間が増えた。ほとんどの方々が自粛生活という自宅での生活が始まったわけだ。現役の方々は自宅での生活でストレスが溜まったとか体重が増えたとか食事の準備が大変だとかいろいろと文句を言っている。ところがこうした生活は定年退職者すべてが経験していることだ。退職すれば会社に行かなくなって自宅で過ごす時間が増える。退職者にとって毎日が自粛生活みたいなものだ。

私はこれまでの退職生活で外に出ている時間が多くコロナによる自粛生活をして初めて退職者の生活を経験しているような気がする。毎日のように三食を妻と二人で自宅で食べるようになった。ほとんどの時間を自宅で過ごし外に出るのは午後になってランニングや散歩で出るだけの毎日。これが退職者の生活か、こうした生活を続けて一生が終わるのか、と思いにふけるようなときがある。

今は自宅で読書とかネットでの調べものとかいろいろなことをして時間を過ごしている。しかしながらこうしたことはあえて作り出した「時間つぶし」なのかもしれない。本当は気がついたらしらずに没頭していること。そう言うことをしていたい。これまでの外での活動が主体だった。しかし、外に出る体力がなくなる時は必ず来る。そうした時になにをするか。気がついたら自宅で没頭していた、というような事を探したい。

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