オリーブの小豆島ラン
小豆島を走ってきた。すばらしい農村風景が広がる穏やかな島だ。他の多くの島とは比較にならないほど経済活動も活発だ。人口3万人弱。近くの他の島はどこも1000人以下なので当然かも知れない。
高松港から土庄(とのしょう)港まで大きなフェリーで60分。ゆっくりと静かに進んだ。前回の豊島のときは波が高い中を高速艇でジャンプしながら走ったときとは大きな違いだ。
島の港はどこも同じように静かだ。身支度をしてからゆっくりと走り始めてまずは樹齢1600年と言われるオリーブの大樹。オリーブの森のなかに鎮座していた。太い幹。相撲取りの太もものようだ。姉妹都市関係の遠くギリシャ・ミロス島から運んできたらしいが今でも若い枝が成長している。生命力を感じる。
そして海岸に沿って走ってエンジェルロード。引き潮のときにのみここを歩いて島に渡れるらしい。恋人たちの聖地とか。まさに無理やり作った観光ポイントのような感じ。
しばらく進むと山間部になる。この辺もすばらしい里山風景が広がる。こんなところを天気のいい日に走れることがなんとも幸せ。
事前に地図では棚田と農村歌舞伎の舞台があることを知っていた。この情報から想定していたまさにそのとおりの風景にであった。
まずは農民歌舞伎。「肥土山農村歌舞伎舞台」と近くにある「農村歌舞伎舞台」。いずれも300年の歴史があり年に1回だけ公演しているらしい。
そして圧巻の「中山の棚田」。小さく区切られた田んぼが無数に斜面に刻まれている。斜面をすべて利用しようとしてきた昔人の知恵の集積でしょう。残念ながら水は抜かれてその美しさは半減していたがそれでも素晴らしい農村風景を見ることができた。青い田んぼ、黄金色の田んぼを見たいものだ。
山間部から下って海に沿って走った。途中はオリーブの木がアチラコチラに見える。さすがにオリーブの島だ。
そして道の駅。この辺にはオリーブをテーマにした観光施設が集まっている。姉妹都市の提携している関係でギリシャの風車もある。
結局28Km走って真壁港に到着。大満足のいい一日でした。