ボベミアンラプソディー
数ヶ月前から巷で大評判の映画「ボベミアンラプソディー」を見てきた。
勇気づけられるとかいろいろと感想がネット上にでていたけど間違いはなかった。
ロックグループ「クイーン」の結成からリーダー的存在のフレディ・マーキュリーがAIDSで死亡するまでを描いているが現実の演奏会を非常に忠実に再現していた。そしてグループのメンバーもそっくり。
インド系の両親とイギリスに渡ってからマイノリティーとしての人生が始まった。まだ世間から認知されていない同性愛者であることに気づいてさらにマイノリティーとしての葛藤が加わった。ロックグループとして世界中で脚光をあびるようになってもその孤独感は続いた。
優しい愛情にあふれる家族、恋人、なんでも率直にぶつけ合えるクイーンというグループに囲まれていてもその孤独感は癒やされなかったのか。その孤独感を歌で表現していたような気がする。
映画の後半20分はLIVE AIDというコンサートの様子を再現していた。その時に歌われた歌はとくに感動的。その声量によるのだろうか、力強い歌に多くの人が勇気づけられているようだ。なんとも感動的だ。
この映画が始まる前にいろいろな映画の予告編が上演されていたがCGをふんだんに使って破壊シーンが満載の映画が多い。こうした破壊、殺戮を扱った映画には閉口するがこの「ボベミアンラプソディー」のような映画が好きだ。緊張しなくて感動できる。