「興居島」で島ラン

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松山市から電車で20分海に向かうと終点の高浜駅。この眼の前にフェリー乗り場がある。前回来たときにここから「興居(ごご)島」という島に行けることがわかった。瀬戸内海に浮かぶ無数の小さな島。それぞれに人が住み生活している。そんな島の生活には強い興味があるのでこの興居島が気になっていた。

島は2年前に北海道を旅した途中に羽幌町からフェリーで焼尻島に渡り島内を一周したことがある。人口300人ほどの小さい島で楽しくランニングしたことをよく覚えている。

今回の興居島は人口1000人。高浜からフェリーで10分で行ける。このへんの島に住む人達はフェリーをバス代わりに利用しているようだ。気軽に乗っている。島にはJAが運営する小さなお店が2軒あるだけなので食料と水分は松山市内で準備して島の渡った。小さなボートに客が8人。片道240円也。

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高浜にはこれまで二回来たがいずれも小雨の降るあいにくの天気だったがこの日は晴れ。途中では始めて天気の良いターナー島を見ることができた。
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島に着くと船着き場に数人が働いていた。待合所で準備して海に沿ってすぐに走り始めた。入江の向こうには集落が見える。天気が良くてワクワクしながら走りはめたが先週のトレイルランの後遺症か少し疲れが残っているのを感じた。

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しばらくは海に沿って並ぶ家々を見ながらのラン。廃校になった小学校も。
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5Kmほど走るの上りになった。島は海底から盛り上がっている山の先端だ。平らなところは稀で起伏が多い。ここも同様で坂道が続く。そして周囲はみかん畑だ。この島のほとんどはみかん畑になっているようだ。この時期はまだみかんは見られない。所々で消毒をしている農家の方を見かけた。上からみかん畑や海を見ると爽快だ。これが瀬戸内海だ、と感激。

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山の中の細い道路を進み海岸近くに降りるとそこに集落がある。しかしながら人の気配は感じない。ただし車は置いてあるので住人はいるはず。

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海岸に降りるときれいな海が広がる。小さな海水浴場もあったが夏になると松山方面から来るのだろうか。

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走った道路はすべて舗装されている。道はくねくねと曲がって入り組んでおり分岐ではスマホ地図でいちいち確認したが必要だ。10Kmをすぎると流石に疲労を感じる。時々歩いた。

日差しは強い。気温は28度くらいか。それでも風は実にさわやか。ひんやりとして生き返る。木陰に入ると涼しい。これが瀬戸内海の気候なのだろうか、それともたまたまこの日だけのことだろうか。

21Km走って出発点に戻った。いいランニングだった。このコースはサイクリングコースとしてプロモーションしているようだが急な坂道が半分あり初心者には難しいでしょう。ママチャリだと無理だ。それよりもランニングコースとしては非常にいい。練習コースとして21Kmは無難。そして適度に坂がある。この日は10人位のグループが走っていた。松山市内から渡ってきたのでしょう。

そして島の生活を垣間見ることができた。島には店がない、自動販売機もない、診療所が一軒ある、小学校分校が1つ。それでも車を使ってたくましく生活してる。みかん農家だ。

高浜に戻る船を待合所で1時間以上待って市内に戻った。荷物をあずけてあるホテルで温泉に入ってさっぱり。すぐに松山空港に行っておいしいビール。いい一日でした。

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