恒例の安曇野合宿で墓参
毎年10月に行われる山岳会OBOGの合宿。参加者はほぼ固定してきた10名。今回だけ不参加の方が1名いるので11名がフルメンバー。
前日は蓼科にリゾートマンションを所有するMさん宅にお邪魔して一泊。鍋を用意してくれていた。よもやま話には花が咲く。
翌日、安曇野に集合してから2年前に骨髄腫で急逝した先輩であり私の仲人でもあるI氏の墓参りに出かけた。数ヶ月前に北アルプスをのぞむ池田町の長福寺の墓地に埋葬されたばかり。
行くと長福寺は安曇野から30分ほどの近くにある。イチョウの木が有名と聞いていたが遠くからその黄色のイチョウの木がすぐに目に入った。安曇野盆地を流れる高瀬川をはさんで北アルプスと対峙するすばらしいロケーション。小高い丘にある長福寺からは遠くに白く雪をかぶった高峰が横たわっている。
墓は少ないのでI氏の墓はすぐに見つかった。墓碑には残された妻の素晴らしい揮毫が刻まれていた。
「山を師とし 白馬岳を愛し ヒマラヤK2に挑み ロマンを愛した 魂ここに 睦子」
彼の人生すべてを言い表しているようだ。毎年夏になると自然保護の監視員として駐在していた白馬岳も遠くに見渡せる絶好の場所だ。山が好きなかただったらだれでもこんな墓に入りたいだろう。
大勢で押しかけたこの長福寺。本堂は15年前に再建されて新しく若い住職が赴任したようだ。その住職ご夫妻とたまたま合うことができたが都会的な若々しい爽やかなご夫妻だった。皆でたのしくしばし話ができた。
いつものように松川町の蕎麦屋で昼食をたべてからこれもいつものりんご園(下條農園)でりんごの買い付け。
夜はいつものように食事会。
こうして毎年同じことを繰り返しているがそれが楽しい時間だ。こうした環境にいられることに幸せを感じる。