奥秩父、甲武信ヶ岳登山

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思い立ったら吉日、と言う感じで出かけた。朝4時に起床してすぐに車で一路西沢渓谷の入り口まで。途中で食料をコンビニで調達し朝食。予定通りに7時前に到着。駐車場にはすでに車が10台ほど駐車してある。どうやら私が最後のようだ。すぐに出発。

出発点は標高1100m。気温も低く割合爽やかだが登山口までの遊歩道を早足で歩いているとすぐに汗がでてきた。2Kmほど歩くと登山口。通称福ちゃん新道を登ることにしていた。

登山道に入ると樹林の中でいきなりの急登。地図を見ると等高線が詰まっている。そして頂上までひたすら登りだけ。高原状のところは見当たらない。覚悟していたがひたすら急登だ。新道と言われるだけあってまだ道がこなれていない。大小の石がゴロゴロしている。足場も踏み固められてなく滑りやすい。雨のあとはさぞかし難儀することだろう。

少し急ぎ足で登っていくと大汗。トレイルランで高尾山周辺に行った時と同じだ。心臓の拍動も140位になる。1時間登っても2時間登っても相変わらず樹林帯の中で視界は開けない。ひたすら同じ景色を見ながらの苦行だ。途中にきれいに苔むした場所があったのが唯一の救いだ。

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半分くらいまで登るとかなり疲労を感じて時々立ち止まって休憩。標高2470mの頂上に付いたのは出発してから4時間後だった。距離からして3時間を想定していたが急坂のためにこれだけの時間がかかった。一般的には6時間位かかるようだ。頂上について初めて視界が開けた。ところがガスがかかって何も見えない。ときどき風の都合で遠くまで見えることがある。それでも爽やかな風が心地よく30分ほど休憩して行動食を口に入れた。頂上には4,5人がいた。

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下りは当然ながら足が軽い。しかしながら急な下りは慎重になる。尻もちを付くような転び方なら大きな怪我にはならないが万が一前に転ぶと大怪我だ。一歩一歩確実に足を置いて下った。2.5時間で無事に下山。平らな遊歩道を歩くとホッと一安心。駐車場に戻ってすぐに近くにある「みとみ笛吹の湯」に行き汗を流した。この一瞬がなんとも言えない。

温泉の後はこの日の宿泊地である「道の駅みとみ」。広い駐車場だが車は少ない。さすがに空気はひんやりして爽やかだ。風呂上がりの爽やかさに輪をかけて気持ちがいい。まずはビールで乾いた喉を潤す。昼間の急登での疲れをまったく忘れ去る瞬間だ。

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夜は8時に就寝。翌朝5時まで熟睡。起きるとこの日の車中泊者は私以外に2台だけのようだった。気温20度。

甲武信岳へのルートは今回の福ちゃん新道以外に北面の毛木平から登るコースもある。こちらは千曲川の源流に沿った沢つたいのルートで福ちゃん新道ほどの急登は無いようだ。今回は自宅からの距離が短いと言う理由でここにしたが機会があれば毛木平コースも登ってみたい。

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