2017.08.10
カテゴリ：読書
「ニッポン西遊記」鶴田真由
おもしろかった。古事記について知りたくなった。そんな本でした。
女優の鶴田真由が同好の士とともに古事記の舞台となった各地を訪問し紹介している。
古事記については興味があったがあくまでも神話、作り話、という感覚があり特に読みたいとは思っていなかった。ところが自転車ガイドで神社、神道、天皇制についてあれこれと知ったかぶりをして説明していると表面的な情報だけでなくしっかりとした情報を知りたいと次第に興味が湧いてきた。特に天皇制については紀元前６６０年に遡ることになり現在の天皇は１２５代目とのことだが早い時期の天皇が実在したかは疑いがある。その辺のことは古事記ではどう書かれているのか知りたく思っていた。
そうした中でこの本は古事記に登場する数々の神様の話とそれにちなんだ場所を訪れて紹介している。古事記に登場する神様は現代の我々の人間関係と同じように結婚したり離婚したりしている姿を描いていた。高貴な神様の姿を想像していたので新鮮だった。
是非こうしたゆかり後を訪れてみたい。早速古事記についての別な本を注文した。