４人のアメリカからのお客様をガイド
不安定な天気で急に雨が降って２回も雨宿り。それでも同じ困難を共有したと言う感じの５人はなんとなく仲間意識を持ったような気がしたツアーだった。
この日の参加者は全員がアメリカ人。空軍所属のカップル、LAからの男性とミシガン出身の女性。３０～４０代の４名だった。
集合場所に４人が集まるとすぐに自己紹介して旧知の仲間のような雰囲気になる。アメリカ人はいつもこうだ。ガイドする側としては助かる。
出発前から雨が降り始めたが出発時間には止んだので予定通りに出発。順調に東京駅前から皇居周辺を回り始めたが途中で雨。日本人の私としては傘をさしたい気分になる雨だったが参加者は平然としているのでそのまま進んだ。アメリカ人はあまり傘を使わないことは知っていたがその通りだ。ところが千鳥ヶ淵公園付近で雨がかなり強くなったので大きな樹の下で一回目の雨宿り。しばらくお喋りしていたが一向に雨脚が弱くなる気配はない。そのうちに、参加者は「なぜ出発しないの」と言う雰囲気を感じたので雨合羽を付けて出発した。この雨合羽は事前に１００均で手に入れておいたもので役立った。
しばらく小雨が続いていたが石川島に渡る中央大橋に来たとたんに土砂降り。橋を渡ったところにある集合住宅の軒下に避難。カッパのお陰で上半身は濡れてないがズボンはかなり濡れてしまった。しばらくして小雨になったので佃島、月島方面に出かけた。
途中の休憩時間が長かったので晴海、豊洲はカットして東銀座の終着点に戻った。この頃には雨はすっかりと止んで青空が見えてきた。
今回は初めて会う方々の合同でのツアーだった。業界ではこれを「混載」と呼ぶらしい。初めて会った関係でもすぐに打ち解けてツアー中もお互いにお喋りをしながら楽しく過ごせたようだ。雨に打たれたこうしたすこし「異常」な状況を楽しんでいるような感じさえもした。ガイドしていて楽しい時間だった。
最終の東銀座のポートからは４人が仲良く並んで地下鉄駅に向かう姿を見てガイドをしていてよかったと感じた次第。
