最近の読書

画像の説明

出かけようと計画する毎に悪天候で計画変更。必然的に自宅で読書。夕方になってから狭山丘陵を走り回ったりスポーツクラブに出かけたり。大汗をかいて帰ってからお酒を呑むのが楽しみな日々が多い。

ここ数日で読んだのが「司馬遼太郎に日本人を学ぶ」森史朗。

長い間司馬遼太郎担当だった編集者が書いた司馬遼太郎作品の紹介。膨大な彼の作品をどのような順番でよめばいいのか提案している。

まず、土方歳三を扱った「燃えよ剣」。そして誰もが知っている「竜馬がゆく」。次が徳川慶喜を書いた「最後の将軍」。次は長州吉田松陰の「世に棲む日日」。西郷隆盛の「翔ぶが如く」。最後は松山出身の三人を描いた「坂の上の雲」、となるそうだ。これだけでも完読するには相当の時間がかかりそう。完読すると幕末から明治にかけての史実はかなり把握できそうだ。どこまで進むかチャレンジしてみたいがどうなるでしょう。

そして、「黒船」吉村昭。

幕末の動乱期に通詞(通訳)として活動していた堀達之助の黒船が来航した時からの生涯を描いている。通詞の立場からの米国代表とのやりとり、その難しさ、交渉の様子がよくわかる。混乱期にはささいな事案で過酷な牢獄生活を4年送る。その後は日本で初めての英和事典を編纂し名を挙げる。函館に赴任してからは翻訳を業としながら後身への英語の教授も行ってきた。通詞という選ばれた職業を持つだけに後世は豊かな生活をおくることができたようだ。それなりの大作だったが一気に通読できた。

コメント


認証コード8131

コメントは管理者の承認後に表示されます。