北海道旅行の復習

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終日この本を読んでました。

東北旅行の時はやっぱりこの司馬遼太郎の「街道を行く」シリーズの中から関連する本を何冊か読んで予習をした。その中に登場するポイントはできるだけ行くようにした。つまりガイドブック代り。

北海道に関連するのはこの「オホーツク街道」だけだった。事前に読むつもりだったがあまり進まず。この本を旅行に持参したが途中ではまったく読まなかった。

その本を今日は一気に読みきった。旅の復習をしたような感じだった。この本に登場するのは稚内から網走までのいわゆるオホーツク街道にある町と遺跡。著者の相変わらずの博識ぶりに驚かされる。各地で郷土史家や歴史家と会いその土地での過去の出来事、遺跡について考察している。その知識量には圧倒され、詳細な記述であるがゆえに興味をそそらないこともある。

この本で扱われている場所の多くは今回の旅で訪れているので身近に感じそこに書かれている過去の出来事、背景は興味深く読んだ。残念ながら行かなかった場所は次回訪れてみたい。特に網走にあるモヨロ遺跡。市井の考古学者が現地に移り住んで調査した結果、ここに遺跡を発見舌そうだ。その重要な役割を果たしたのは農民出身の床屋さん。

猿払の道の駅近くにある「インディギルカ号遭難」について記述されていたがこの記念碑は訪れた。この遭難事件にまつわる話が記述されているがこれは興味深かった。昭和12年の冬にロシア船が猿払沖合で座礁し700名が死亡したがこの時近隣の漁民らが自らの命の危険を顧みないで400名を救助したことが知られている。これとは逆に終戦直後には日本海側にある羽幌沖で樺太から引き上げる日本人2000人余を載せた3隻の船がロシアの潜水艦から魚雷攻撃を受け多数が遭難した。この悲惨な事件を記憶するための記念碑を見た記憶がありその真逆の行為に理不尽さを感じた。

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