2016.05.25
カテゴリ:くるま旅
繁栄の残り火、羽幌炭鉱跡
廃墟には興味がある。過去にはしっかりとした役割がありその役割を果たしてきたが不要になってそのまま捨てられたわけだ。物悲しいその姿に同情するのか、捨てられてない今の自分と較べて安心するのか、反映していた当時を懐かしむのか、分からない。それでも興味がある。その廃墟を見てきた。
羽幌町までやってきた。目的はこの町の沖合にある天売島、焼尻島、のいずれかに行きたいからである。ところがここの道の駅に着いた時にこの幌内炭鉱跡のことを知った。昭和45年に閉鎖した炭鉱の遺産がいくつか残っているとのこと。さっそく地図を入手して車ででかけた。
田舎道をどんどん進む。どんな廃墟があるのか、ワクワクしながらまだかまだかと思いながら。突然、林の中に突然コンクリートむき出しの構造物が見えた。貯炭場だ。コンクリートの骨組みだけが残っている感じだ。威圧感を感じる。静かに数十年の歴史を誇示しているようだ。さらに進むと病院跡。発電所の煙突。消防署跡。団地跡。学校跡。一時は数百人が生活した炭鉱の街の一部がここに静かに残っている。当時の姿を思い浮かべてみた。
廃墟ツアーから戻ってから羽幌町内ランニング。