網走監獄を見てから真っ白な斜里岳、知床連山を眺めるドライブ

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網走監獄

網走と言えば網走刑務所。その建物を移築して博物館としているのが網走監獄。じっくろと全部見て回りましたが二時間位かかりました。

この博物館の大きなテーマの一つが明治初期にここに収監された囚人が北海道の開拓に果たした役割。人口600人のこの町に全国から極悪人とみなされた囚人1200人がこの刑務所に送られた。その目的は旭川から網走までの200Kmに及ぶ道路の構築。北のロシアからの侵入に備える戦略的な道路を開発する労働力として囚人がつかわれたそうだ。雪の降る前に突貫工事で過酷な労働を強いられ1200人の内300人近くの囚人が病気で死亡したとか。こうした囚人による開拓の後に屯田兵が開拓のために北海道に入植した。網走の囚人はまさに北海道開拓の先人である、とこの博物館は主張している。

開拓中は遠方での作業になるのでその地に簡単な小屋を作って寝泊まりしたらしい。その時に長い丸太を全員が枕にして寝た。早朝、起こすためにその丸太をたたいたそうだ。そこから「叩き起こす」という言葉がうまれたとか。ちょっとした知識の入手である。
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博物館には当時の刑務所施設が移築されてそれを見学できる。共同部屋、独房、、、冬の極寒を耐えて出所するまではどんなに辛い毎日だったろうかと想像を巡らせた。
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そして現在の刑務所の部屋。そして館内にある食堂で現在提供されている夕食をたべてみた。味は薄いが十分に食べることができて決して「臭い飯」ではなかった。

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知床五湖

網走を後にして次の目的地、知床半島に向かった。途中、前方に真っ白な大きな山が広がってきた。素晴らしい迫力。思い出した。あの山は斜里岳だ。何年か前の秋に登った時は風雨が強く危うく遭難しても不思議ではな状況になったことがある。思い出深い山が眼前に広がっている。思わず興奮してしまった。

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更に進むと今度は利尻連山が真っ白な姿を見せた。興奮して白い峰々を見ながら走る。なんとも幸せな瞬間だ。
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そして知床五湖フィールドハウス周辺の木道を歩いた。知床五湖を周回するコースは雪のために入れない。ここはヒグマが出没するので歩ける時期が限られる。木道を進むと前に知床連山が真っ白に迫ってくる。後はオホーツク海。真っ青な空に真っ白な連山が溶けこむようだ。素晴らしい。

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360度の展望はここから

斜里町

そしてこの日は斜里町の道の駅。小綺麗な建物が並んでいる。どの家も真新しい。日高町とおなじような農村の小さな町だ。斜里岳を目の前に生活するのはそこに住む人の精神状態にも影響しそうだ。富士山を目の前に生活する忍野村みたいだ。

グリーン温泉で入浴。近くの居酒屋で食事。
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