今日の公開講座

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先週に続いて今週も土曜日は近所の東京経済大学での公開講座に出席。今日のテーマは「グローバル化」時代の日本型企業人事モデルの課題と新展開。講師歴1年の若い方が張り切って明快な説明をしてくれた。

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これまでの日本型モデルは「現場」からイノベーションが生まれる傾向にある。かつては日本型モデルが注目されたこともあった。しかし、近年は国内市場の成熟化、製品ライフサイクルの短縮化、ビジネスのグローバル化、あるいは労働人口の減少、といったようにビジネス環境の変化が激しくなり、モデルの変化が求められてきた。

今後の人事モデルとしては、現場からのイノベーションを「多様な人材」で実現する必要である。特に外国人若手社員の活用が求められる。日本企業は外国人社員に対して高いレベルを要求し長期間の勤務を期待している。ところが外国人社員は日本企業での労働に興味を持っているが5年程度で離職することを考えている。こうした志向の外国人社員をどのように活用するかが課題である。

解決案として「組織コミットメント」を提案している。これには、情動的コミットメント、継続的コミットメント、規範的コミットメントがあるがこの中で情動的コミットメントが大事。これは組織に対する愛着によるコミットメントを意味する。これを醸成する方法として「ミッション共感的コミットメント」を提案している。これは、会社の事業は世の中に対して重要であると思っている、この会社で働くことで社会に価値を提供できる、私の仕事は社会に役立っている、と言う感情を社員が持つような姿を言う。

こうした形のコミットメントを社員が持つようなモデルによって新たなビジネスを追求する行動が現れることになるでしょう。

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以上が講師の論理のようです。

ミッションに基づいて会社の進む方向を決めるということはまさに同感である。前職の会社は創立当時から明確なミッションを持ちそれを基本的な判断基準にしてきた。社員はそのミッションを誇りに思っている。こうした会社で20年間働けたことを改めて誇りに思い今日の講師の話に共感した次第である。

今日配布された資料

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