飛騨高山・白川郷

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今年の春に金沢マラソンの二次抽選に当選。参加できることになってからくるま旅の計画が始まった。金沢に入る前に飛騨を回る。その後は金沢と福井に住む知人と会う。その後は敦賀近辺まで行き戻る。その途中に名古屋の知人と会ってから木曽を回って帰宅。これが大きな計画だ。

まずは飛騨高山。前日は朝の高速道路の渋滞を回避するために夜の間に諏訪まで走ってサービスエリアで仮眠。高山までは松本経由で安房トンネルを使った。途中に島々、沢渡。20代の頃に登山で上高地に何回も脚を運んだその土地である。当時の姿はもう忘れてしまったが様変わりのはず。唯一冬に大きな荷物を背負ってあるいたトンネルが思い出せた。交通機関がない沢渡から先は歩いたものだ。凍った路面で何人もの仲間が転んだのを覚えている。

高山市外に入る前に途中にあった丹生川町にある渡辺家を見学。250年前に建築された大きな農家。30年前まで老人が一人で住んでいたとか。この大きな家に一人でなんとも冬は寒かったことでしょう。太い梁が飛騨の建物であることを示している。

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渡辺家から再び車を走らせると高山の昔懐かしい町並みは突然に現れた。

道路がせまく家々がおしくらまんじゅうをしているようだ。

飛騨地方は山に囲まれてコメが作れない。当然年貢を納めることができないのでその代わりに豊富な木材を使った製品を作り職人が増えたと「街道を行く」には書いてあった。その飛騨の家具職人を作品を見にギャラリーに立ち寄った。なんとも美しい。木工製品には興味があるのでしっかりと見てきた。
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そして高山市内の伝統的建造物群保存地区の見学。高山は40年ほど前に一人で訪れて駅の待合室で一晩過ごしたことがある。この時は早朝に駅前だけ散策した。確かに町家造りの趣きのある家並みが続いている。しかしその多くは土産物屋、食堂、喫茶店、、、として営業している。単なる民家は少ないようだ。この観光資源を利用しないてはないので当然だがちょっと残念。普通の生活の中で使われている家並みを見たいものだ。夏に行ったヨーロッパの同じような古い町並みはもう少し落ち着いていたような感じがする。訪れている観光客の数と街の大きさでそう感じるのかも知れない。ヨーロッパは街全体がそうした町並みだが日本のこうした町並みは町の一部だけのことが多い。

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中でも高山陣屋は良かった。ミシュランで2つ星をもらっているそうだ。江戸時代の建築物で展示品も控えめにしかも大量に展示してあった。
一通り観光スポットを見た後は早々と高山を後にした。一人で回るとなんとも早い。

そして白川郷。

ここは来る前から期待していた。集落に入ってすぐに城山の展望台に登った。眼下に集落を見渡せるスポットから見ると意外に合掌造りの家が少ない。集落すべてが合掌造りかとおもいきやそれ以外の建物が目につく。ちょっとがっかり。それでも下に降りて集落を散策してみると合掌造りが多くあると感じた。それだけ存在感がある建物だ。周囲の紅葉した山と小さな畑に溶け込んだ建物はそこに住む人たちの生活感が伝わってくる。それにしてもこうして毎日毎日多くの観光客が家の周囲をウロウロしてるのはなんともストレスになることでしょう。この内の数軒は一般公開しているので300円を払って入ってみた。生活感のある内部は親しみが湧いた。民宿として使われている建物もあるので次回は泊まってみたい。

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